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先日、チリッチはインタビューに答え、自身の料理の腕前や試合の日に摂る食事、そして10年以上も一度も口にしていない食べ物などについて語った。ATP（男子プロテニス協会）の公式ホームページが伝えている。

ATP：今夜、料理をしなければならなくなったら何を料理しますか？

チリッチ：子牛のスネ肉かな。僕が一番好きな食べ物で、クロアチアの素晴らしい料理なんだ。それを、美味しいソースの中でポテトと野菜と合わせて指で潰せるくらい柔らかくする。肉汁を使った普通のソースがあればいい。その中に肉を数時間入れておく。本当に美味しいよ。

ATP：料理の腕前は？

チリッチ：自分が食べる必要がある分に関しては、料理上手だと思うよ。卵、クレープ、パスタ、ライス、チキン。炭水化物とタンパク質、それで十分なのさ。

ATP：だめだと分かっていながらやめられない食べ物はありますか？

チリッチ：たまにハンバーガーが食べたくなる。アメリカに行くと、まず食べるのはいつもハンバーガーだ。それと、ハンバーガーが美味しいので有名な良い店に行く機会があれば、食べてしまうな。甘いものだと、パンケーキが好きだ。ヌテラが入った本物のクレープを見つけるのは簡単じゃないから、家に帰った時に食べるんだ。

ATP：試合前の夜にはいつも何を食べますか？

チリッチ：たっぷりの炭水化物と少量のタンパク質を摂る。いつもチキンかターキーだね。赤身肉より短い時間で調理できて、脂質が少なめなんだ。イタリアでの試合の前には、トマトソースパスタと150gくらいの少量のチキンを食べるのが好きだ。そうやって少しタンパク質を摂っておけば、あまりお腹が空かないから。もし自分の前の試合が長引くようなら、もう一皿パスタを食べることもある。それがイタリアだね、パスタがある。他の大会では、ほとんどライスになるよ。他の場所では［イタリアほど］パスタが美味しくないんだ。だからライスの方を選ぶね。

ATP：試合の直前にはどんな物を、試合の何時間前に食べますか？

チリッチ：普通は、1時間半から1時間15分前に、しっかり量を食べるようにしている。もし試合が長引いたなら、バナナを食べたり、メインの食事をもう少し食べることもあるね。

ATP：試合中の軽食はなんですか？

チリッチ：僕のルーティンは結構シンプルなんだ。電解質飲料を飲んで、炭水化物のゼリーやバナナを食べて。僕はシンプルな男なんだ。しゃれたものは食べないよ。

ATP：大会のない週に、大会がある時には口にしないものを食べることはありますか？

チリッチ：家にいる時は少し緩めるようにしているんだ。いつも同じものを食べているとあきちゃうからね。テニス選手で最悪なのは、食べたくなくても食べなきゃいけない時があることだ。例えば12時に試合があるなら、朝食を食べてウォームアップをして、それで10時半にパスタとかライスとか、試合前に食べる必要がある。ツアーに参戦していて、結構辛いことの一つだよ。

炭水化物とタンパク質の摂取量には気をつけるようにしているけれど、忘れる時もある。家に帰ってピザや何かシンプルなものが食べたくなったりする。夜は、卵3個と少しのチーズとハムというふうに、シンプルな食事を摂ることもある。それからヨーグルト。量の多い食事をいつも食べるのは大変なんだ。

ATP：お気に入りのレストランでは何を頼みますか？

チリッチ：僕は良いステーキが好きでね。家のそばにイタリアンレストランがあって、そこは一人前の量が多いし、僕の好みもわかっている。野菜が混ぜ込まれたライスに、チキンとニンジンだね。

ATP：あなたが好きなもののなかで、人が聞いたら驚くようなものはありますか？

チリッチ：今年、オーストラリアに行った時、10回くらいインド料理を頼んだよ。バターチキン、チキンビリヤニ…良かったよ。家に帰って、妻に言ったんだ。「バターチキンのレシピを探さなきゃ」って。彼女が探してきてくれて、すごく美味しかった。だから今年は、インド料理を結構食べたよ。

ATP：あなたの国のもので、最高だと思う食事はなんですか？

チリッチ：クロアチアは多様だから、たくさんあるよ。地中海沿岸は少しイタリアに似ている。大陸側はもうちょっと重めのものが多い。それから、バーベキュー、ひき肉、そういう食べ物があるよ。結構重たい食べ物だね。

ATP：絶対食べないものはありますか？

チリッチ：ジャンクフードだね。ほとんど食べない。揚げた物はもう10年以上食べていない。揚げ物は、なしだ。そういうのを見ても、「要らない」って感じだね。

（WOWOWテニスワールド編集部）

※「全仏オープン」でのチリッチ
(Photo by Aurelien Meunier/Getty Images)