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グランドスラム大会で連覇を達成する難しさ。女子では2016年以降なし

写真は「全仏オープン」でのクレイチコバ

昨年「全仏オープン」女子シングルスで優勝したバーボラ・クレイチコバ(チェコ)は、今年は1回戦で敗退した。実は2016年以降、グランドスラムの女子シングルスで連覇を達成した選手は出ていない。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。

最後にグランドスラム大会の女子シングルスで連覇を果たしたのは、2016年の「ウィンブルドン」で2連覇を達成したセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)だ。セレナはこれまで23回グランドスラム優勝を飾っている。

26歳のクレイチコバは2月に肘を痛め、3ヶ月間の療養から復帰したばかりだった。クレイチコバのクレーシーズン初戦となった「全仏オープン」1回戦、ディアン・パリー(フランス)との試合の出だしはクレイチコバのペースで進んだ。クレイチコバはパリーに1ゲームしか与えず第1セットを先取した。

続く第2セットもクレイチコバが2-0でリードし、パリーの「全仏オープン」はここで終わるかに見えた。しかし、パリーは急に盛り返しを見せる。世界ランキング97位のパリーはそこから6ゲームを連取し、試合を振り出しに戻した。最終セット、ゲームカウント4-3という重要な局面でクレイチコバからブレークを奪ったパリーは、続くサービスゲームをしっかりキープし、1-6、6-2、6-3で前回優勝者から大金星を挙げた。

試合後の記者会見に臨んだクレイチコバは、練習不足を敗因として挙げた。「身体的に崩れたんだと思う。試合をしてこなかったから、難しかった。普通、試合と練習は別物だから、準備に最善を尽くそうとしたんだけれどね」

クレイチコバが敗退したため、次にグランドスラム連覇のチャンスを得るのは昨年「全米オープン」を制したエマ・ラドゥカヌ(イギリス)だ。

現在「全豪オープン」と「ウィンブルドン」のタイトルを持つのは元世界女王のアシュリー・バーティ(オーストラリア)だが、今年引退してしまった彼女には連覇のチャンスは訪れない。

1回戦敗退と悔しい結果になったクレイチコバは、不名誉なリストに名を連ねることになった。クレイチコバは、これまでの全仏女王の中で、翌年の「全仏オープン」で1回戦敗退を喫した3人目の選手となった。

2018年、エレナ・オスタペンコ(ラトビア)がカテリーナ・コズロワ(ウクライナ)に敗れ1回戦敗退。2005年にはアナスタシア・ミスキナ(ロシア)が1回戦でマリア・サンチェス ロレンツォ(スペイン)に敗れている。オープン化以降、前年の全仏女王が1回戦で散ったのはミスキナが初めてだった。

一方、クレイチコバを退けたパリーは、ここ11年間の「全仏オープン」で第2シードの選手を倒した最もランキングの低い選手となった。2011年には、当時世界ランキング114位のアランチャ・ラス(オランダ)が2回戦で第2シードのキム・クライシュテルス(ベルギー)を倒し、番狂わせを演じている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全仏オープン」でのクレイチコバ
(Photo by Robert Prange/Getty Images  )

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