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混合ダブルス優勝という快挙の中に見た柴原瑛菜の進化<テニス大好きアナウンサー川又智菜美が語る!全仏オープン2022>

2022年全仏オープンでの柴原瑛菜とヴェスレイ・クールホフ

アメリー・モレスモー氏の大会ディレクター就任、アルカラス、シフィオンテクといった若手の前哨戦での躍進、新型コロナウイルスの影響を色濃く受けた昨年に比べて100%の観客動員など、再生と創造の期待を予感させて開幕した2022年の全仏オープンテニス。

テニス大好きWOWOWアナウンサー、川又智菜美が今年の全仏オープンでの注目ポイントを紹介。自身も毎週必ずプレーする、テニスへの愛が止まらない彼女が、独自の目線で全仏を大解剖、全3回に分けて語ります。
第3回目は、混合ダブルスで見事優勝、日本人では25年ぶりの快挙を達成した柴原瑛菜について。

青山とのダブルスを経て進化を遂げた柴原

私自身は社会人になってからテニスに出会いプレーしていて、専らプレーするのはダブルス形式だ。そういうこともあり、女子ダブルスも混合ダブルスも毎回楽しみにチェックしている。
今回女子ダブルスのドローを見て、青柴ペアの愛称で親しまれてきた青山と柴原が今回組んでいないこと、そして2020年に全仏オープンで優勝を飾ったがしばらく組んでいる姿を見ていないバボス/ムラデノビッチも、ペアではエントリーしていないのを確認して寂しさを覚えた。更に、クレイチコバが新型コロナウイルスに感染して出場を辞退することになり、2021年の全仏を優勝したクレイチコバ/シニアコバのペアが見られなくなった時はショックを隠せなかった。
チェコペアの2人がタイトル防衛のために戦うことができなくなったのは残念だが、他の選手たちがそれぞれのペアとはどんな戦い方をするのか?という点には非常に興味があった。また、青山、柴原両選手が混合ダブルスにもエントリーしているのを発見し、これは見逃せないと思った。

その中で今回特筆すべきなのは柴原瑛菜の活躍である。

私の中で柴原というと青柴ペアのイメージが強く、このペアリングの時は柴原がベースラインでストロークで崩し青山が前衛で決めるという展開が多かった。それ故に、柴原の特徴というと力強いストロークとあとはスマッシュが強いというイメージであった。
しかし、今回の全仏オープンでの彼女は更なる進化を遂げていた。シングルスへの挑戦によって得たサーブ力、そして前衛でも生き生きと動きポイントをとっていた。正直、こんなプレーもできるのか!と感動を覚えた。元々ストロークもとてもパワフルだったがそれにも一層磨きがかかったのではないかと思う。

そして、柴原は女子ダブルスでは3回戦で敗退してしまったものの、混合ダブルスでは見事、優勝の座を手にした。
試合後の記者会見で「青山さんのように前衛で動けるように頑張りました」と笑顔で柴原は語った。青山修子という選手は小柄ながらも素晴らしい前衛での活躍で知られている。私と同じ身長154cmで世界で戦っていると思うと人並み外れた努力と根性が必要であったと思うし、現に青山をよく知るWOWOW解説陣の方からも「ものすごく真面目で努力家」と聞く。そんな彼女と組んで、柴原はたくさんのものを得たのではないかと思う。そう思うと、今回ドローを見た時こそは寂しさを覚えたが、感慨深いものがあった。

これからはシングルスも頑張って行きたいと語った柴原、シングルスでもダブルスでも彼女の今後の活躍から目が離せない。

(川又智菜美)

写真:Getty Images

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川又智菜美

川又智菜美

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