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フェデラーがナダルについて語った7つのコメント

左からナダル、フェデラー

グランドスラム20回優勝のロジャー・フェデラー(スイス)と21回優勝のラファエル・ナダル(スペイン)は、この2人だけで2005年の「全仏オープン」から2010年の「全米オープン」までの23大会のグランドスラムのうち21大会での優勝を果たしている。コート上での熾烈なライバル関係にもかかわらず、2人はお互いへの計り知れない敬意を抱いており、コート外では親しい友人関係にある。今回は、これまでフェデラーがナダルについて語った印象的なコメント7つを紹介する。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。

1:「彼のフォアハンドは、間違いなく最大のショットだと思う」(2004年)

2人の初対戦は2004年の「ATP1000 マイアミ」の3回戦であったが、この時は当時17歳のナダルが22歳のフェデラーを相手に番狂わせを演じた。3-6、3-6でナダルに驚きの敗戦を喫した当時世界ランキング1位のフェデラーは、記者会見でナダルとの対戦についてこう振り返った。

「まず、誰かと初めて対戦するのはいつだって難しいものだと思う。でも彼は試合を通して良いプレーをしていた。今日は彼の方が優れていたよ。僕にとっては厳しい試合になった。リズムをつかむ時間があったけれど、彼はすごく攻撃的なプレーをしていたから、自分が望んだようにはあまりプレーできなかったかもしれない。(ナダルの最大の武器について)彼のフォアハンドは、間違いなく最大のショットだと思う。コート中を走り回るスピードも武器だね」

2:「最高のライバル関係の1つになりつつある」(2007年)

2007年の「ウィンブルドン」の決勝で、フェデラーはナダルを2年連続で破り、同大会で5年連続の優勝を成し遂げた。見ごたえある5セットの熱闘の後、フェデラーはそれぞれ世界1位と2位であった自身とナダルのライバル関係について語った。

「僕は僕の分け前をもらう。彼は彼の分け前を取る。いいライバル関係だと思うよ。もう100週以上、僕らは共に頂点に立っている。これは、何というか最高のライバル関係みたいなものの1つになりつつあるのかな、わからないけれどね。でも僕らはこれまで期待に応えられない時もあった。四大大会での対戦では特にね。でも、いつだって5セットのハラハラする試合ができるわけじゃない。そうだろう。今日はそうなって嬉しいよ。僕は勝者としてコートを去った。完璧だったよ」

3:「彼は最初のポイントから最後まで圧倒的だった。僕が見てきた中で最強のラファだ」(2008年)

2008年の「全仏オープン」でナダルはフェデラーから同大会で4年連続となる勝利を挙げたが、これはフェデラーからの同大会決勝での3年連続の勝利でもあった。ナダルは決勝で最高のライバルを6-1、6-3、6-0で粉砕し、大会中わずか41ゲームしか落とさず快進撃を締めくくった。今なおグランドスラムにおける最もひどくやられた敗北となっているこの試合の後、フェデラーはナダルのパフォーマンスと優勝までの圧倒的な勝ち上がりを称賛した。

「もちろん、今日は4ゲームよりも多くのゲームを取りたかったよ。でもラファは今年、本当に強い。彼はたぶんこれまでにないほど、この大会を支配した。ビヨン・ボルグ(スウェーデン)みたいにね。彼はこのタイトルにふさわしい。決勝で負けるのはどうしても受け入れづらいものだけれど、来年また挑戦するよ。彼は最初のポイントから最後まで圧倒的だった。僕が見てきた中で最強のラファだ。以前よりももっと圧倒的だった」

4:「彼は何度も怪我から復活した。簡単そうに見えるかもしれないけれど、そうじゃない」(2017年)

フェデラーとナダルは2人共、2017年の「全豪オープン」で怪我による離脱から復帰し、決勝でお互いと対戦することとなった。大会中に行われたインタビューでフェデラーは、ナダルが選手生活を通して見せてきた怪我から復活する力を称賛した。

「彼は驚くべきテニス選手だと思う。彼には他の誰にもないショットがある。それに加えて彼には根性がある。彼には、何年も、何時間も、そして何週間もハイレベルでプレーを続けられるメンタルと身体能力がある。彼はそれを証明してきた。それに彼は何度も怪我から復活した。簡単そうに見えるかもしれないけれど、そうじゃない。彼はとてつもない存在だと思う。彼には、ものすごく敬意を抱いているよ」

5:「テニスに引き分けはないけれど、今夜はこのトロフィーを喜んでラファと分け合っただろう」(2017年)

2017年の「全豪オープン」では、最高水準の決勝でフェデラーがナダルを下し、18個目かつ2012年の「ウィンブルドン」以来となる四大大会タイトルを獲得した。「全豪オープン」5度目となる優勝を遂げたフェデラーは、授与式で最高のライバルと喜んでタイトルを分け合っただろうと語った。

「負けても構わなかったんだ、正直。怪我からの復帰の後だからね。テニスに引き分けはないけれど、今夜はこのトロフィーをラファと分け合っても構わなかった」

6:「僕らの取り組み方は全然違うけれど、それでも僕らは卓越する道を見つける。ラファと並んで素晴らしい旅を歩んできた」(2019年)

フェデラーとナダルは、2019年の「ATP1000 インディアンウェルズ」の準決勝で対戦する予定であったが、ナダルが怪我のために棄権することを余儀なくされた。フェデラーは予定されていたこの試合の前に、ナダルとのライバル関係のカギは2人の違ったアプローチにあると語っていた。

「僕らの取り組み方は全然違うけれど、それでも僕らは卓越する道を見つける。彼はクレーコートを基礎とするあり方だったし、僕は芝コートを基礎としていた。そして僕らは他のサーフェスでの自分なりの手段も見つけた。これは全部、僕らの間にある素晴らしいライバル関係をさらに良くしている。それから、僕らがやっている寄付活動やプロモーション関係のこと、それに政治的なことなどラファと並んで素晴らしい旅を歩んできたよ」

7:「20というのは、僕ら2人のこの先も続く旅の新たな一歩に過ぎないといいね。お見事、ラファ。君はそれにふさわしい」(2020年)

2020年の「全仏オープン」決勝で、ナダルはジョコビッチを下して当時フェデラーが持っていたグランドスラム20度優勝という最多記録に並んだ。ナダルにとって13度目となったこの「全仏オープン」制覇の後、フェデラーは友人でありライバルであるナダルに、この達成についてあたたかいお祝いの言葉を送った。

「僕はいつでも、友人であるラファに、人として、そして王者としてこの上ない敬意を抱いてきた。長年にわたる最高のライバルとして、僕らはより良い選手になるためにお互いを鼓舞し合ってきたと信じている。だから、彼の20回目のグランドスラム優勝をお祝いするのはとても光栄なことだ。今回で彼が“全仏オープン”で13度も優勝したということは特に素晴らしい。これはスポーツ界での最高の偉業の1つだ。彼のチームにもお祝いを言おう。誰であっても、1人でこれを達成することはできないからね。20というのは、僕ら2人のこの先も続く旅の新たな一歩に過ぎないといいね。お見事、ラファ。君はそれにふさわしい」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は左からナダル、フェデラー
(Getty Images)

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