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フェデラーがジョコビッチについて語った7つのコメント

写真は2020年「全豪オープン」でのフェデラー(左)とジョコビッチ(右)

ロジャー・フェデラー(スイス)とノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、これまでにテニスというスポーツを優雅に飾った最高峰の選手達だ。彼らはこれまで50度の対戦し、ジョコビッチが27度勝利している。幾度となくタイトル争いを繰り広げてきた二人の間には特別なライバル関係がある。今回は、スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えたフェデラーがジョコビッチについて語ったコメントを7つ紹介しよう。

7. 「彼には改善できる部分がまだたくさんあると思う。可能性があるのは間違いないよ」(2006年)

フェデラーとジョコビッチは、2006年の「ATP1000 モンテカルロ」の1回戦で初対戦の機会を得た。この試合ではフェデラーが6-3、2-6、6-3で勝利した。当時世界ランキング1位であったフェデラーは、試合後の記者会見で、予選を勝ち上がって出場した18歳のジョコビッチについて「可能性」があると語った。

「間違いなく彼はいい選手だと思うよ。“デビスカップ”でまた彼と対戦するから、どんな試合になるか楽しみだ。彼はベースラインから申し分ないプレーをしていた。けれど彼には改善できる部分がまだたくさんあると思う。可能性があるのは間違いないよ」

6. 「怪我について言えば、彼はふざけていると思う」(2006年)

同じ2006年の「デビスカップ」のワールドグループ・プレーオフでフェデラーとジョコビッチは再び対戦。この試合ではフェデラーがストレートで勝利をおさめた。初日には、ジョコビッチがスタン・ワウリンカ(スイス)との対戦でセットカウント1-2から逆転し、チーム間の勝負を五分に戻していた。このワウリンカとの試合の途中で当時19歳であったジョコビッチがトレーナーを呼んだことにフェデラーは批判的であった。

「僕は彼の怪我を信じない。真面目に言っているんだよ。怪我について言えば、彼はふざけていると思う」

5. 「彼は以前も諦めたことがある。残念なことだ」(2009年)

2009年の「全豪オープン」でタイトル防衛に臨んでいたジョコビッチは、準々決勝でのアンディ・ロディック(アメリカ)との試合の第4セットで、熱中症を理由に途中棄権した。準決勝でジョコビッチと対戦の可能性があったフェデラーは、ジョコビッチの棄権について異議を唱えた。

「彼は以前も諦めたことがある。見ていて残念なことだ。彼は去年モナコで僕と対戦した時にも、のどの痛みを理由に諦めた。僕はほとんどこう言いたい気分だよ。もし十分に健康でないなら、とっととここから出てけって」

4. 「僕と彼の間では長いこと物事は落ち着いている。僕はいつでも彼を尊敬してきた」(2012年)

2012年の「ウィンブルドン」で行われたインタビューで、フェデラーはジョコビッチとの関係について語り、二人の間には何も問題はないと主張した。さらに、6年前の「デビスカップ」でジョコビッチがワウリンカに勝利した際、ジョコビッチのふるまいがなぜ気に障ったのかも説明した。

「僕はただ、彼が僕の友人であるスタンとの5セットの試合の最中に明確な理由もなくトレーナーを呼んだことに腹が立ったんだ。それだけだよ。僕らはその後、マドリードでそれについて少し話した。そして、僕と彼の間では長いこと物事は落ち着いている。僕はいつでも彼を尊敬してきた。僕が彼と夕食を食べに出かけたことがあるかって?いいや。でも僕らは選手協議会で何度も会合を持ってきたし、今はグランドスラムでもそうだ。彼はいい仕事仲間だよ」

3. 「彼はハードコートでテニスを完璧なものにした。それについては疑いようがない」(2015年)

2015年、ジョコビッチは「全米オープン」の決勝でフェデラーを破り2度目の優勝を果たし、四大大会で10個目の栄冠を手にした。試合後の記者会見で、フェデラーは偉大なライバルであるジョコビッチのシーズンを称賛し、彼がこの先さらにいくつのグランドスラムタイトルを獲得できるかについてコメントした。

「彼は素晴らしいシーズンを送っているね、2011年のように。彼は本当に安定している。彼についていける選手はそう多くないみたいだ。実際そうだからね。彼はハードコートでテニスを完璧なものにした。それに関しては疑いようがない」

「彼はクレーコートでもいつだって素晴らしい選手だったし、今では芝でも強固で安定している。控えめに言っても、見事だ。彼は信じられないようなキャリアを築いているよ。明らかに彼はグランドスラムでたくさん優勝できると思う。彼はすでに多くのタイトルを獲得しているしね。もちろん健康やハングリーさも保つ必要があるけれど、当然今後も彼は優勝すると思うよ」

2. 「ジョコビッチと対戦するのはいいものだし、彼は僕をよりよい選手にしてくれた選手たちの1人だ」(2021年)

昨年の「ATP250 ドーハ」では、怪我から復帰したフェデラーが二人のライバル関係について語っていた。グランドスラムで20度の優勝を果たしているフェデラーは、ジョコビッチの持つ資質を称賛し、彼をテニス界空前の偉大な選手の1人であると認めた。

「彼と対戦するのは楽しいよ。僕たちはお互いから最高のものを引き出せる気がするんだ。僕らのプレースタイルは違っていて、その日のコートや大会の勝ち上がり方によっても変わることがある。最高の選手たちと戦う時は、自分の最高のゲームをしなければいけない。特に、ノバクみたいにゾーンに入ることができる選手に対してはね」

「彼はディフェンスがとてもうまいし、攻撃的にもなれる。とてもバランスがいい。それこそが、彼が史上最高の選手の1人である理由だよ。彼と対戦するのはいいものだし、彼は僕をよりよい選手にしてくれた選手たちの1人だ。テニス界に彼がいてくれるのは素晴らしいことだよ」

1. 「ノバクが今年成し遂げたことは、真に並外れたことだ」(2021年)

2021年、ジョコビッチは「全豪オープン」、「全仏オープン」、「ウィンブルドン」の3つのグランドスラムで優勝した。最後の「全米オープン」では決勝でダニール・メドベージェフ(ロシア)に敗れ、年間グランドスラムの達成にあと一歩届かなかったが、フェデラーは偉大なライバルの歴史的なシーズンを称えた。

「(年間グランドスラムについて)またそれが起きるということはありえると思う。ノバクと僕、それにラファが極めて惜しいところまで行ったのを目にしたからね。でも、もちろんそれを達成するにはちょっとした運も必要だと思う。あと忍耐差と強さ、あらゆるものが必要になる。だからこそ、難しいんだと思う。でもノバクが今年成し遂げたことは、もちろん真に並外れたことだ」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2020年「全豪オープン」でのフェデラー(左)とジョコビッチ(右)
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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