ニュース News

ナダルがフェデラーについて語った7つのコメント

写真は2017年「全豪オープン」でのナダル(左)とフェデラー(右)

ラファエル・ナダル(スペイン)とロジャー・フェデラー(スイス)は、間違いなくテニス史に残る偉大な選手だ。ナダルは男子シングルス最多のグランドスラム21回優勝を誇り、フェデラーはノバク・ジョコビッチ(セルビア)と並ぶ20回の歴代2位の記録を保持している。ナダルとフェデラーは、テニス史上最高とも言えるライバル関係を築き、長い間テニスファンを魅了してきた。今回は、これまでナダルがフェデラーについて語ったコメントを7つ紹介する。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。

ナダルとフェデラーはこれまで40試合で対戦し、ナダルが24勝している。長くライバル関係にある二人だが、互いを敬い、コートの外では親しい友人として支え合っている。35歳のナダルと40歳のフェデラーが最後に対戦したのは2019年の「ウィンブルドン」準決勝で、フェデラーが4セットで勝利した。

それでは、ナダルがフェデラーについて語ったコメントを紹介する。

7. 「もし彼がベストのプレーをしていたら、僕にはチャンスが無かっただろう」(2004年)

ナダルとフェデラーは、2004年の「ATP1000 マイアミ」3回戦で初めて対戦。当時17歳のナダルは第32シードとして大会に参戦し、世界王者だったフェデラーを6-3、6-3で下した。

試合後の記者会見で、ナダルは勝利について正直な感想を述べた。「とても嬉しいよ、僕の人生で最高の試合の一つをプレーしたんだから。誰が見ても、彼は最高のプレーをしていなかった。それが僕が勝てた理由だ。つまり、もし彼がベストのプレーをしていたら、僕にはチャンスが無かっただろう。でも、テニスではそういうことが起こる。僕のような選手が非常に良いプレーをして、ロジャーみたいなトップ選手が彼の最高のテニスが出来なかったら、僕は勝てる。でももちろん、すごく、すごく嬉しいよ」

6. 「君は史上最高の選手の一人だ、そして必ずサンプラスと並ぶだろう」(2009年)

2009年の「全豪オープン」決勝で対戦したナダルとフェデラー。ナダルがフルセットの接戦を制し、大会初優勝を決めた。

フェデラーはこの大会で、ピート・サンプラス(アメリカ)の持つグランドスラム14回優勝という記録に並ぼうとしていた。その後、フェデラーは同年の「全仏オープン」でこの偉業を達成している。

トロフィー授与式で涙を見せたフェデラーを、ナダルは次のように慰めた。

「ロジャー、君の気持ちはとても良く分かる。君は素晴らしいチャンピオンで、史上最高の選手の一人であることを思い出してほしい。そして、必ずサンプラスと並ぶだろう。ロッド・レーバー(オーストラリア)からこのトロフィーを受け取ることは僕の夢だった」

5. 「ライバル関係とは思っていない。テニスで起こる大切な瞬間のすべてが、この関係により感謝の念を感じさせてくれる」(2010年)

2010年の「Nitto ATPファイナルズ」中にインタビューに答えたナダルは、フェデラーとの関係について語り、ライバル関係とは考えていないと明かした。同大会の決勝で、フェデラーは6-3、3-6、6-1でナダルを破った。

「僕らは常に素晴らしい関係を築けている。僕らの関係性は、始めの頃からそんなに変わっていない。常にお互いを尊敬しあってきたからね。僕たちの関係は、良くなるばかりだ。より親しくなって、多くの時間を共に過ごしてきた。[ATP選手]評議会にも参加して、コートで会って、エキシビションで共にプレーして。ライバル関係だとは思っていない。テニスで起こる大切な瞬間のすべてが、この関係により感謝の念を感じさせてくれる」

4. 「フェデラーがこういう完璧な技を見せてくる時、できることは冷静さを保ち、嵐が過ぎるのを待つことだけだ」(2011年)

ナダルは2011年に出版した『ラファエル・ナダル 自伝』の中で、2008年の「ウィンブルドン」決勝でフェデラーに勝利した時のことを綴っている。試合はフルセットの末にナダルが勝利したが、試合中に勢いを得たフェデラーと対峙することの難しさについてこうコメントしている。

「フェデラーがこういう完璧な技を次々と見せてくる時、できることは冷静さを保ち、嵐が過ぎるのを待つことだけだ。史上最高の選手が、テニスボールがまるでサッカーボールのように見えるみたいに、パワーと自信とレーザーのような正確さで打ち返してくる時、できることはほとんどない」

3. 「過去に起こったことが助けになることは多分ない。すべての試合を別のものとして見ているし、毎日が違う」(2014年)

ナダルとフェデラーは2014年「全豪オープン」準決勝で、同大会で3度目の対戦に臨んだ。結果は当時世界No.1のナダルがストレートで勝利となったが、試合前にフェデラーとの対戦について、過去の経験は殆ど役に立たないと明かした。

「ロジャーと対戦するためにコートに出る時は、信じられないような選手と対戦するということを理解した上でコートに出る。過去に起こったことが助けになることは多分ない。すべての試合を別のものとして見ているし、毎日が違う」

2. 「2つの違うスタイルの組み合わせ、それが試合をすごく特別なものにする」(2017年)

「全豪オープン」4度目の対決となった2017年の決勝は、フェデラーがフルセットの末に優勝を手にした。大会中に行われたインタビューで、ナダルはフェデラーとのライバル関係がこれほど特別である理由を明かした。

「2つの違うスタイルの組み合わせ、それが試合をすごく特別なものにする。僕たち二人はプレースタイルが違うし、その二つの違うスタイルで成功を収めている。このライバル関係はテニス界に留まらないと感じている。テニスの世界の外の人々も話題にしている。それはテニスにとって良いことだ」

1. 「この記録を共有できることは、本当に素敵なことだと思う」(2020年)

ナダルは2020年に13度目の「全仏オープン」優勝を飾り、フェデラーの持つグランドスラム優勝20回という記録に追いついた。優勝後、ナダルは素晴らしいライバルと同じ記録を共有することについて、次のように語った。

「隣人が自分より大きな家を持っているから、大きなボートを持っているから、良い電話を持っているからって、ずっと惨めな気分でいることは出来ない。もちろん、気になるさ。僕は、スポーツの歴史の大ファンだからね。僕にとって、この数字をロジャーと共有できるのはすごく大きな意味がある。でも、僕たちがキャリアを終える時にどうなっているかは、今後のお楽しみだ。未来にどんなことが起こり得るのか、僕にはわからない。ただワクワクしている。そして僕たちがこの記録を共有できること、これほど長い間素晴らしいライバル関係を築けたことは、本当に素敵なことだと思う」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2017年「全豪オープン」でのナダル(左)とフェデラー(右)
(Photo by Pat Scala/Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

WOWOWテニスワールド編集部

facebook twitter

速報や最新ニュース、グランドスラム、ATP、WTAなどの大会日程と試合結果情報など、テニスのすべてをお届けします!

WOWOWテニスワールド

  1. Home
  2. ニュース
  3. ナダルがフェデラーについて語った7つのコメント