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ジョコビッチがフェデラーについて語った7つのコメント

写真は2019年「ウィンブルドン」決勝でのジョコビッチ(右)とフェデラー(左)

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とロジャー・フェデラー(スイス)は、テニスの歴史における最も偉大な選手の二人だ。両者はそれぞれグランドスラムのシングルスで20度の優勝を果たしているが、これはラファエル・ナダル(スペイン)が保有する最多記録よりも1度だけ少ない記録だ。

この伝説的な二選手は、テニス界で最高かつ最も熾烈と言えるライバル関係にあり、これまでの50度の対戦のうちジョコビッチが27勝を挙げている。オープン化以降の男子ツアーにおいてこの二人よりも多く対戦したのは、58度対戦したジョコビッチとナダルだけである。

ジョコビッチがフェデラーについて語った最高のコメント7つを、スポーツウェブメディアSportskeedaが紹介している。

1:「彼が同じ地球人であるのかさえ本気で疑問に思わざるを得ない」(2006年)

2006年の「デビスカップ」ワールドグループでセルビア・モンテネグロとスイスが相対した際に、ジョコビッチとフェデラーは互いとの2度目の対戦に臨んだ。第4試合に組まれたこの試合ではフェデラーが6-3、6-2、6-3で勝ち、スイスの勝利を決めた。

この敗戦を受けて当時19歳のジョコビッチは、世界ランキング1位であったフェデラーに負けたことについてこう振り返った。「今日は色々なことを試して、自分の最高のテニスをしていた。でもどれもうまくいかなかった。自分がそんな風にプレーしていて、それでも彼がああいう素晴らしいショットを打ってくるとなると、彼が同じ地球人であるのかさえ本気で疑問に思わざるを得ない」

2:「このスポーツにおいておそらく史上最高の選手」(2007年)

フェデラーとの最初の4度の対戦で立て続けに敗れたジョコビッチは、2007年の「ATP1000 モントリオール」でこの偉大なライバルからの初勝利を挙げた。同大会の決勝で7-6(2)、2-6、7-6(2)で勝利したジョコビッチは、表彰式で対戦相手のフェデラーを称賛。「このスポーツにおいておそらく史上最高の選手に勝つこと、それは僕にとって夢だ」

3:「僕はただ彼に勝利を手渡した」(2015年)

ロンドンで行われた2015年「ATPファイナルズ」のグループステージで、ジョコビッチは5-7、2-6でフェデラーに敗れ、23試合連続勝利の記録をストップされた。ジョコビッチはフェデラーのパフォーマンスを認めたものの、自分の残念なプレーによって相手に勝利を贈ったようなものだと示唆した。

「最高の状態にあると感じられない日はある。最高に近い状態でさえない日がね。ペースを変化させて、常に違った球を打ってきたロジャーを称えるよ。彼はとても賢くスライスとスピンを使った。サーブもすごく効率的だった。僕はとても、とてもたくさんのアンフォーストエラーを犯した。僕はただ彼に勝利を手渡した。特に第2セットでね。彼は戦術面でうまくプレーした。疑いなく、コート上で彼の方が優れていた。でも僕も、彼に好きにプレーさせて、ベースラインから主導権を握ることを許してしまった」

4:「選手としての今日の僕があるのは彼のおかげ」(2018年)

2018年の「レーバーカップ」で、ジョコビッチとフェデラーはキャリアでただ一度だけ、チーム・ヨーロッパの一員として手を組んで戦った。チーム・ワールドのケビン・アンダーソン(南アフリカ)とジャック・ソック(アメリカ)に3セットで敗れる前に、ジョコビッチは自身のキャリアにフェデラーが及ぼした影響についてこう称えた。

「選手としての今日の僕があるのは彼のおかげだ。この無二の経験にとてもわくわくしている。僕たちは一緒にダブルスをプレーしたことはないから、この戦いではこれが全てだ。僕たち全員を結束させてくれている」

5:「彼にはすごく才能がある。彼のゲームはこのサーフェスに完璧に合っている」(2019年)

よく知られているとおり、2019年の「ウィンブルドン」決勝の並外れた5セットの試合で、ジョコビッチは2本のチャンピオンシップ・ポイントをしのいだ後にフェデラーを下した。試合後の記者会見で、ジョコビッチはこの勝利と芝で最高のライバルと対戦することの難しさについて語った。

「これはおそらく、僕が今まで体験した中でメンタル的に一番きつい試合だった。肉体的に一番きつかったのは、6時間近く続いた2012年の“全豪オープン”決勝でのナダルとの対戦だ。でもメンタル的には、今回の試合は別のレベルだった。全てがその理由だよ」

「まず、どんなサーフェスでもそうだけれど、グラスコートで、決勝でロジャーと対戦すると、彼がライン近くに立ち続けるせいで常にすごくプレッシャーがかかる。誰と対戦しているかにかかわらず、サーブが時速150マイル(約241㎞)であろうが僕のみたいに120マイル(約193㎞)であろうが、彼はそこにいる。彼はショットブロックがすごくうまい。読みもとてもいい。すごく才能がある。彼のゲームはこのサーフェスに完璧に合っている」

6:「フェデラーは僕にとってもお手本だ」(2019年)

2019年「Nitto ATPファイナルズ」のグループステージで、当時38歳のフェデラーはジョコビッチを6-4、6-3で破り、準決勝に進出した。この敗戦の後でジョコビッチは、ライバル関係にあるにもかかわらず、フェデラーは自分が尊敬する人物であると明かした。

「(フェデラーのパフォーマンスは)モチベーションを与えてくれる。それは可能なんだと僕に示してくれる。彼と彼がコート上でする全てのことに対して、この上なく感嘆している。彼が長年かけて達成してきたことや、今でもコートで見せているものは、驚くべきことだ。僕は彼のライバルの一人で、彼は僕が選手生活で対戦した中で最も厳しい相手の一人だけれど、彼はそんな僕にとってもお手本だ。彼のキャリアと彼が今もしていることを見ているだけで、刺激をもらえる」

7:「ロジャーが彼の年齢で今なおしていることは、僕や他の多くのテニス選手にとってとても刺激になるものだ」(2021年)

2021年3月に、ジョコビッチはフェデラーが保持していた世界ランキング1位在位310週という最長記録を塗り替えた。この偉業を達成した後の英BBCのインタビューで、ジョコビッチはフェデラーの選手生命の長さに敬意を表した。

「ロジャーが彼の年齢で今なおしていることは、僕や他の多くのテニス選手にとってとても刺激になるものだ。そして、彼が復帰するのを見られて素晴らしいよ。僕が15年前にプロテニスの世界に足を踏み入れた時、僕には2つの最大の課題があった。それはロジャーとラファを超えることだった。2008年に僕が初めてグランドスラムで優勝した時、よし、これで僕の時代だと僕は思った。僕はこれから彼らと競い合っていくのだろうし、僕にはグランドスラムで優勝する力があるってね。でもそれから3年間、僕は四大大会のタイトルを取れなかったし、彼らとの試合でたいてい負けていた」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2019年「ウィンブルドン」決勝でのジョコビッチ(右)とフェデラー(左)
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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