ニュース News

クレーコートでナダルに複数回勝ったことがある7人の選手とは?

写真は2013年「ATP1000マドリード」で左からジョコビッチ、マレー、フェデラー、ナダル

クレーコートの得意なテニス選手と言えば、真っ先に思い浮かぶのがラファエル・ナダル(スペイン)であろう。ナダルはこのサーフェスで507試合に出場して464勝を挙げるという、信じられないような好成績を残している。

ナダルはクレーコートで複数の記録を保持しているが、その中で最も特筆すべきは「全仏オープン」での13度の優勝だろう。これは、男女を問わず1人の選手が同一のグランドスラムで獲得したタイトルの最多記録である。ナダルはさらに「ATP1000 モンテカルロ」でも11回、「ATP1000 ローマ」でも10回優勝している。

クレーではナダルは43試合でしか敗れておらず、このサーフェスでナダルを破るという栄誉を手にしたことがある選手は25人。そしてクレーコートで2回以上ナダルから勝利を挙げることができた選手は、そのうち7人だけだ。

クレーコートでナダルを複数回破ったことのある7人の選手を、スポーツウェブメディアSportskeedaが紹介している。

1:ダビド・フェレール(スぺイン) 2回

ナダルの同胞であるフェレールは、ナダルから全部で6回勝利を挙げているが、クレーでの22回の対戦のうち勝利は2試合だけだ。

2004年にドイツのシュトゥットガルトで初めてナダルと対戦した試合で、フェレールは勝利を収めている。フェレールは第1セットを6-3で手にしたが、ナダルが反撃を見せ、タイブレークの末に第2セットを奪う。だがフェレールが第3セットを取り、6-3、6-7(3)、7-5でこの試合に勝利した。

フェレールが2度目にナダルを破ったのは2014年の「ATP1000 モンテカルロ」の準々決勝でのことだ。フェレールは7-6(1)、6-4で勝ち、準決勝に進んだものの、そこで最終的に同大会を制するスタン・ワウリンカ(スイス)に敗れた。

2:ロジャー・フェデラー(スイス) 2回

ナダルとフェデラーはクレーコートで16回対戦したが、フェデラーが勝ったのはそのうち2回。フェデラーの最初の勝利は2007年の「ATP1000 ハンブルク」の決勝で、当時世界ランキング1位であったフェデラーが1セットダウンから2-6、6-2、6-0の逆転勝利を飾った。

フェデラーとナダルは、2009年の「ATP1000 マドリード」の決勝でも対戦。この試合はフェデラーが6-4、6-4で取り、同大会3回目の優勝を果たした。

3:アンディ・マレー(イギリス) 2回

マレーはクレーコートでナダルと9回対戦し、そのうち2試合で勝利。マレーが初めてクレーでナダルを破ったのは2015年の「ATP1000 マドリード」の決勝で、マレーは6-3、6-2で勝利し、初めて同大会のタイトルを獲得した。

翌2016年、マレーは「ATP1000 モンテカルロ」の準決勝でナダルと対戦し、1セットのリードを奪ったものの逆転され敗れた。2人が最後に対戦したのは同2016年の「ATP1000 マドリード」の準決勝で、マレーは7-5、6-4でナダルを下したが、決勝ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)にフルセットの末に敗れた。

4:ファビオ・フォニーニ(イタリア) 3回

フォニーニはナダルとの17度の対戦のうち4試合で勝利を挙げており、そのうち3勝はクレーコートでのものだ。フォニーニが初めてナダルに勝ったのは、2015年の「ATP500 リオデジャネイロ」の準決勝。ナダルは好調な滑り出しを見せ、第1セットを6-1で手にした。しかし、第4シードで出場していたフォニーニが反撃し、続く2セットを6-2、7-5で奪って決勝に進出。決勝ではフェレールに敗れた。

この数ヶ月後、フォニーニは「ATP500 バルセロナ」の3回戦で再びナダルを破った。

フォニーニがナダルから挙げた3度目の勝利は、とりわけ記憶に残るものとなった。というのも、この勝利はナダルのお気に入りの大会の1つ、2019年の「ATP1000 モンテカルロ」でのものだったからだ。フォニーニは6-4、6-2で勝利を収めて決勝に駒を進め、そこでドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)を下して、自身初となるマスターズ1000大会のタイトルを獲得した。

5:ガストン・ガウディオ(アルゼンチン) 3回

ガストン・ガウディオはクレーコートで卓越した成績を残しているが、その最たるものは2004年の「全仏オープン」優勝だ。アルゼンチン出身のガウディオとナダルの対戦成績は3勝3敗で、6戦すべてがクレーコートでの対戦だった。

ガウディオが初めてナダルと対戦したのは2003年の「ATP1000 ハンブルク」3回戦で、この時は6-2、6-2で勝利。その後、2004年の「ATPバスタッド」の準々決勝でもナダルを破った。

2人が3度目に対戦したのは、2005年の「ATPブエノスアイレス」の準々決勝であった。ナダルは第1セットをベーグルで奪ったものの、持ち直したガウディオは続く2セットを6-0、6-1で取り、勝利を収めた。

ナダルはこの後の3度の対戦でガウディオを破ったが、このうち最後の対戦は2006年「ATP1000 モンテカルロ」の準決勝であった。

6:ドミニク・ティーム(オーストリア) 4回

クレーで最もナダルに対抗してきた選手について考える時、ティームはその筆頭に名を連ねる選手として有力だ。ティームはこれまでにクレーコートでナダルと11度対戦し、ナダルの7勝4敗。ティームが初めてクレーの王者ナダルから勝利を挙げたのは、2016年の「ATP250 ブエノスアイレス」準決勝でのことであった。ティームは最終的にこの大会で優勝している。

その後3連敗を経て、ティームは2017年「ATP1000 ローマ」の準々決勝で再びナダルを破った。ナダルからの3度目の勝利は2018年「ATP1000 マドリード」準々決勝でのことであった。そして、4度目であり今のところ最後のクレーコートでの勝利は、2019年の「ATP500 バルセロナ」で挙げたものだ。

7:ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 8回

現在世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチより多くクレーコートでナダルを破った選手はいない。この2人の偉大な選手が対戦した58試合のうち27試合はクレーコートで行われ、対戦成績はナダルが19勝8敗と優位に立っている。ちなみに全サーフェスではジョコビッチの30勝28敗だ。

しかしながら、ジョコビッチはナダルのお気に入りのサーフェスでも何度かとても優れたパフォーマンスを発揮してきた。「ATP1000 マドリード」と「ATP1000 ローマ」の決勝でナダルを破った2011年は、ジョコビッチのキャリアで最高の一年であった。ジョコビッチはまた、2013年の「ATP1000 モンテカルロ」の決勝でナダルを撃破し、ナダルがこの大会で続けていた8連覇に終止符を打った。

そしてジョコビッチは、「全仏オープン」でナダルから2度勝利を挙げているただ一人の選手である。最初の1勝は2015年の準々決勝。2度目は2021年の準決勝で、ジョコビッチは1セットダウンから逆転して4セットで勝利を掴み、決勝でステファノス・チチパス(ギリシャ)を下してタイトルを獲得するに至った。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2013年「ATP1000マドリード」で左からジョコビッチ、マレー、フェデラー、ナダル
(Photo by Julian Finney/Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

WOWOWテニスワールド編集部

facebook twitter

速報や最新ニュース、グランドスラム、ATP、WTAなどの大会日程と試合結果情報など、テニスのすべてをお届けします!

WOWOWテニスワールド

  1. Home
  2. ニュース
  3. クレーコートでナダルに複数回勝ったことがある7人の選手とは?