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マレー、サンプラス、ビーナスら全仏OPで優勝していない10人のトップ選手たち(後編)

2021年「全仏オープン」で優勝したバーボラ・クレイチコバ

クレーコートシーズンが始まり、「全仏オープン」のカウントダウンもすでに始まっている。昨年の「全仏オープン」ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)がステファノス・チチパス(ギリシャ)を破り、2度目の「全仏オープン」優勝を飾った。一方、女子シングルスではバーボラ・クレイチコバ(チェコ)がアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)を下し、トロフィーを手にした。

今年は実力が拮抗する選手が多く、誰が優勝してもおかしくない。例えばラファエル・ナダル(スペイン)、ジョコビッチ、イガ・シフィオンテク(ポーランド)、パウラ・バドーサ(スペイン)などの名前が優勝候補として挙がっている。

これまで何人ものトップ選手が「全仏オープン」で優勝を飾ってきた。一方で、レジェンド級の活躍を見せながら優勝を逃した選手も多くいる。今回は、「全仏オープン」でトロフィーを一度も獲得できなかったトップ選手10人を前後編で紹介する。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。

5.ジョン・マッケンロー(アメリカ)
マッケンローが初めてグランドスラムでタイトルを獲得したのは1977年の「全仏オープン」混合ダブルスでのことだった。しかし、マッケンローはここで男子シングルスでは一度も優勝することなく現役生活を終えた。

マッケンローが「全仏オープン」で残した最も良い成績は、1984年の決勝進出だった。第1シードのマッケンローは、ジミー・アリアス(アメリカ)、ジミー・コナーズ(アメリカ)らを退け、初めて「全仏オープン」決勝の舞台に立った。

イワン・レンドル(アメリカ)と対戦したマッケンローは、最初の2セットを6-3、6-2で先取し、良い滑り出しを見せた。しかし、粘りを見せたレンドルに対しマッケンローは冷静さを失っていく。最終的にレンドルがフルセットマッチを制し、マッケンローはトロフィーを取り逃した。

4.マルチナ・ヒンギス(スイス)
スイスのレジェンド選手ヒンギスは、ダブルスでは「全仏オープン」で3回優勝しているが、シングルスでは一度も優勝できなかった。ヒンギスは、シングルスの決勝に2度進出している。1度目は1997年、彼女が最も活躍した年だった。

第1シードのヒンギスは、優勝経験を持つアランチャ・サンチェス ビカリオ(スペイン)やモニカ・セレス(アメリカ)を退けて、決勝に進出。しかし、第9シードのイバ・マヨーリ(クロアチア)にストレートで敗れた。1997年のヒンギスは、その年の他のグランドスラムすべてで優勝を飾っている。

1999年、ヒンギスは1セットも落とさず勝ち上がり、再び「全仏オープン」の決勝に進出。ヒンギスと優勝トロフィーの間に立ちはだかったのは、第6シードのシュテフィ・グラフ(ドイツ)だった。グラフはリンゼイ・ダベンポート(アメリカ)やセレスを退け決勝に駒を進めていた。

ヒンギスは第1セットを6-4で先取し、優勝まであと3ポイントまで迫った。しかし、グラフが粘り強く応戦し、4-6、7-5、6-2で勝利を掴んだ。この決勝は、ヒンギスのコートでの振る舞いや、主審との激しいやり取りにより観客から強く反感を買ったことで知られる。観客はヒンギスに頻繁にブーイングし、やがてヒンギスも感情を抑えきれず涙を流した。

3.アンディ・マレー(イギリス)
試合勝利数という面で、マレーが最も良い成績を残したクレーシーズンは2016年だった。「ATP1000 モンテカルロ」で準決勝進出、「ATP1000 マドリード」で決勝進出、そして「ATP1000 ローマ」の決勝でジョコビッチを破り、優勝を飾った。

「全仏オープン」に出場したマレーは大いに期待されていたが、大会序盤の2試合ではやや苦戦し、どちらもフルセットまでもつれた。それでも、イボ・カルロビッチ(クロアチア)、ジョン・イズナー(アメリカ)、リシャール・ガスケ(フランス)、そして前回優勝者のスタン・ワウリンカ(スイス)を倒し、自身初の「全仏オープン」決勝に進出した。

決勝では、対戦相手のジョコビッチから6-3で第1セットを先取。しかし、その後の3セットはジョコビッチが連取した。この大会で「全仏オープン」に初優勝したジョコビッチは、キャリアグランドスラムを達成した。

2.ジミー・コナーズ(アメリカ)
コナーズは現役中グランドスラムで8回優勝しているが、「全仏オープン」では4度準決勝に進出するのが精一杯だった。

1度目の準決勝進出は1979年。第2シードとして出場したコナーズは、ノーシードだったビクトル・ペッチ(パラグアイ)に4セットで敗れた。2回目は1980年で、第5シードのビタス・ゲルレイティス(アメリカ)にフルセットの奮闘を見せたが及ばなかった。

3回目の「全仏オープン」準決勝進出は1984年、コナーズはマッケンローに敗退。翌年もベスト4まで進出するも、レンドルに行く手を阻まれた。

1.ピート・サンプラス(アメリカ)
サンプラスは男子シングルスで14回グランドスラム優勝を飾っているが、「全仏オープン」のトロフィーを手にすることは出来なかった。サンプラスの「全仏オープン」での戦績は他のグランドスラムより明らかに劣り、出場した37試合のうち24試合しか勝利できなかった。

サンプラスが最も良い成績を残したのは1996年のことだった。第1シードのサンプラスは、準決勝までの5試合のうち3試合がフルセットとかなり体力を奪われていた。そのためか、準決勝で対戦したエフゲニー・カフェルニコフ(ロシア)にはストレート負け。勝ち進んだカフェルニコフは、決勝でミハエル・シュティヒ(ドイツ)を下し大会を制した。ただし、カフェルニコフはこの後一度もサンプラスに勝つことができなかったことを付け加えておく。


(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「全仏オープン」で優勝したバーボラ・クレイチコバ
(Mehdi Taamallah/NurPhoto via Getty Images)

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