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マレー、サンプラス、ビーナスら全仏OPで優勝していない10人のトップ選手たち(前編)

2021年「全仏オープン」でのジョコビッチ

クレーコートシーズンが始まり、「全仏オープン」のカウントダウンもすでに始まっている。昨年の「全仏オープン」ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)がステファノス・チチパス(ギリシャ)を破り、2度目の「全仏オープン」優勝を飾った。ジョコビッチは0-2でリードされたところから驚異の逆転勝利を掴んだ。一方、女子シングルスではバーボラ・クレイチコバ(チェコ)がアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)を下し、優勝トロフィーを手にした。

今年は実力が拮抗する選手が多く、誰が優勝してもおかしくない。例えばラファエル・ナダル(スペイン)、ジョコビッチ、イガ・シフィオンテク(ポーランド)、パウラ・バドーサ(スペイン)などの名前が優勝候補として挙がっている。

これまで何人ものトップ選手が「全仏オープン」で優勝を飾ってきた。一方で、レジェンド級の活躍を見せながら優勝を逃した選手も多くいる。今回は、「全仏オープン」でトロフィーを一度も獲得できなかったトップ選手10人を前後編で紹介する。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。

10.リンゼイ・ダベンポート(アメリカ)
元世界女王のダベンポートは、「全仏オープン」以外のすべてのグランドスラムの女子シングルスのタイトルを獲得した。ダベンポートの功績が更に素晴らしいのは、彼女が3つのグランドスラム大会で1セットも失うことなく優勝したということだ。

1998年、ダベンポートは「全仏オープン」準決勝進出を果たした。その2年前にはメアリー ジョー・フェルナンデス(アメリカ)とペアを組み、ダブルスでの全仏優勝は経験済みだった。1998年大会では第2シードとして参戦し、キンバリー・ポー(アメリカ)、リーゼル・フーバー(アメリカ)、エレナ・リホベツェワ(ロシア)、サンドリーヌ・テストゥ(フランス)に勝利し、準々決勝に進出。そこでダベンポートは前回優勝者のイバ・マヨーリ(クロアチア)を下し、初の「全仏オープン」準決勝へと駒を進めた。

しかしダベンポートはその年優勝することになるアランチャ・サンチェス ビカリオ(スペイン)に、3-6、6-7(5)で敗退した。

その後7年間でダベンポートは「全仏オープン」の準々決勝に2度進出できたのが最高成績で、2005年が現役最後の「全仏オープン」出場となった。

9.アーサー・アッシュ(アメリカ)
トップクラスの選手だったアッシュは、「全豪オープン」、「ウィンブルドン」、「全米オープン」で優勝を飾った。しかし、「全仏オープン」では運に恵まれなかった。アッシュが「全仏オープン」で残した最も良い成績は、1970年と1971年の準々決勝進出だった。

1970年、第4シードで出場したアッシュは、第13シードのマニュエル・オランテス(スペイン)を破りベスト8に進出。だがここでZeljko Franulovic(クロアチア)にフルセットの末に敗退。Franulovicは決勝進出を果たしたが、ヤン・コデシュ(チェコスロバキア)に敗れた。

1年後、第2シードとして出場したアッシュは、準々決勝でFrank Froehling(アメリカ)と対戦し、再びフルセットの接戦を演じたが惜しくも敗退した。

8.ステファン・エドバーグ(スウェーデン)
エドバーグは、スウェーデンのテニス全盛期に活躍した選手だった。サーブ&ボレーを得意とし、「全豪オープン」、「ウィンブルドン」、「全米オープン」でそれぞれ2回ずつ優勝。しかし「全仏オープン」では、栄冠に届かず終わった。

エドバーグは1989年の「全仏オープン」決勝に進出し、優勝まであと一歩のところまで到達した。第3シードとして出場したエドバーグは、ボリス・ベッカー(ドイツ)に勝利し、初めて決勝に進出。そして決勝で対戦したのは、現在は錦織圭(日本/フリー)のコーチを務める、第15シードで当時17歳のマイケル・チャン(アメリカ)だった。

チャンが第1セットを6-1で先取したが、エドバーグが盛り返し続く2セットを連取。しかし、第4セット、第5セットをチャンが奪い、歴代最年少のグランドスラムチャンピオンとなった。この記録は未だ破られていない。

7.ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)
ビーナスは、1999年に妹のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)と共に出場した「全仏オープン」の女子ダブルスで初のグランドスラム優勝を飾った。2002年にウイリアムズ姉妹悲願の女子シングルスでの「全仏オープン」優勝を勝ち取ったのは、妹のセレナだった。

その年ビーナスは第2シードとして出場し、モニカ・セレス(アメリカ)ら強豪に勝利を重ね、1セットも落とすことなく決勝に進出。一方のセレナはノーシードでの出場だったが、準決勝で前回優勝者のジェニファー・カプリアティ(アメリカ)を倒して決勝の舞台に立った。

姉妹対決となった決勝では、セレナが7-5、6-3でビーナスを下し、初の「全仏オープン」優勝を飾ったのだった。

6.ボリス・ベッカー(ドイツ)
ベッカーはその輝かしい現役生活の中で49大会で優勝し、そのうち6大会はグランドスラムだった。しかしベッカーは、クレーコートでは1度も優勝することが出来なかった。「全仏オープン」でのベッカーのベスト戦績は、1987年、1989年、1991年の準決勝進出である。

1987年、ベッカーは第2シードとして出場し、準々決勝でジミー・コナーズ(アメリカ)を下し準決勝に進出。ところが、ベッカーはマッツ・ビランデル(スウェーデン)にストレート負けを喫した。

当時すでに「ウィンブルドン」で2度優勝していたベッカーは、1989年に再び「全仏オープン」の準決勝に進出し、エドバーグと対戦した。エドバーグが最初の2セットを6-3、6-4で先取した後、ベッカーが7-5、6-3で取り返す。しかし、エドバーグが最終セットを6-2で取り、初の決勝進出を決めた。だがそこでチャンに敗れてしまったことは前述の通りだ。

後編ではさらに5人の「全仏オープン」優勝を逃した名選手たちをご紹介する。


(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「全仏オープン」でのジョコビッチ
(Photo by John Berry/Quality Sprt Images/Getty Images)

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