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91回優勝のナダルが獲得していない3つのビッグタイトルとは?

2020年「ATP1000ローマ」でのナダル

キャリアを通して91のATPタイトルを獲得しているラファエル・ナダル(スペイン)は、テニスというスポーツの歴史上最も安定して結果を出してきた選手の一人だ。ナダルは現在までに「全仏オープン」で13度もの優勝を飾っており、同一のグランドスラムで11回以上優勝した唯一の選手となっている。

グランドスラムで21度の優勝を果たしているナダルは、さらに「ATP1000 モンテカルロ」で11回、「ATP500 バルセロナ」で12回の優勝を遂げている。これらの偉業を合わせて、ナダルは3つの別々の大会でそれぞれ11回以上優勝を果たした唯一の選手でもある。

現在世界ランキング4位のナダルは、4つのグランドスラムの全てで優勝経験があるものの、ナダルが自身の権威を示すに至っていない大会もいくつかある。事実、テニスの年間日程の中で最も誉れ高い大会の中にも、ナダルが繰り返し挑んだにもかかわらず制し損ねてきた大会がある。ナダルが未だ獲得していない主要タイトルを、スポーツウェブメディアSportskeedaが報じている。

ナダルは1年の最後のマスターズ大会である「ATP1000 パリ」に8度出場しているが、決勝に進出したのは一度だけ、2007年に初出場した時だ。この時ナダルはスタン・ワウリンカ(スイス)やミカエル・ユーズニー(ロシア)、マルコス・バグダティス(キプロス)らを破って勝ち進んだが、決勝でダビド・ナルバンディアン(アルゼンチン)にストレートで敗れた。

これ以降の7度の挑戦のうち、ナダルは2009年、2013年、2019年、2020年の4度、準決勝に進出。準々決勝には2008年、2015年、2017年の3度進出しているが、この大会のタイトルはそのたびに繰り返し、ナダルの手をすり抜けていった。

ただし、ナダルを擁護しておくと、「ATP1000 パリ」は最高峰の一握りの選手たちにとってさえ難しい大会だ。この大会の歴史上、タイトル防衛を果たすことができたのは現在世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)ただ一人となっている。

「ATP1000 マイアミ」は、ナダルが初めて優勝に王手をかけたマスターズ1000大会であった。ナダルは2005年大会で決勝に進出し、ロジャー・フェデラー(スイス)を相手に2セットを先取したものの、5セットの持久戦の末にこの試合を落とすこととなった(当時は決勝のみ5セットマッチだった)。

それ以降ナダルは11度この大会に出場し、そのうち4度で決勝に進出したが、彼の挑戦がタイトルとして実を結ぶことはなかった。2008年大会では、ニコライ・ダビデンコ(ロシア)にストレートで屈した。2011年と2014年の大会では、ジョコビッチがナダルの優勝を阻んだ。2017年にナダルの夢を終わらせたのは、またしてもフェデラーであった。この頂上決戦では、フェデラーが6-3、6-4でナダルに快勝した。

ナダルは2010年と2012年にも準決勝まで勝ち進んだ。2012年の準決勝では元世界王者アンディ・マレー(イギリス)との試合を棄権することとなり、2010年の準決勝ではアンディ・ロディック(アメリカ)に敗れている。

シーズン末の最終戦「ATPファイナルズ」は、ナダルが力を発揮できていない最大の大会である。ナダルはこの大会で決勝に2度勝ち進み、準決勝にも4度進出したものの、優勝トロフィーには手が届かずにきた。

2010年には頂上決戦でフェデラーに敗れ、2013年にはジョコビッチに及ばず終わった。フェデラーはさらに、2006年と2007年の準決勝でもナダルを打ち負かしている。2015年の準決勝でナダルを退けたのはジョコビッチであったが、2020年の準決勝でナダルを破ったのはダニール・メドベージェフ(ロシア)であった。

2009年、2011年、2017年、そして2019年の4度の大会では、ナダルはグループステージを突破することすらできなかった。結果的に、この大会でのナダルの通算戦績は20勝16敗、勝率は55.56%と、ナダルらしからぬものになっている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2020年「ATP1000ローマ」でのナダル
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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