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モンテカルロでの記憶に残る3つの優勝

写真は2019年「ATP1000モンテカルロ」でのフォニーニ

プロテニスツアーは、クレーコートシーズンに突入。そこで、「ATP1000 モンテカルロ」の過去大会で、特に記憶に残る3つの優勝を紹介しよう。テニスメディアTennisheadが伝えている。

第100回大会、世界王者 VS 前回王者

「ATP1000 モンテカルロ」の第100回大会が行われた2006年、2人のスーパースターが決勝で優勝トロフィーを懸けて対戦。当時世界ランキング1位のロジャー・フェデラー(スイス)は、モンテカルロでの初優勝を狙っていた。対するラファエル・ナダル(スペイン)は前年の2005年大会で優勝し、自身初のATP大会2連覇を目指していた。

ナダルは、3時間49分に及ぶ接戦を6-2、6-7(2)、6-3、7-6(5)で制し、フェデラーに勝利。同時に、クレーコートでの連勝記録を42試合に伸ばした。

第4セットのタイブレークでは一時フェデラーに3-0のリードを許したナダルだったが、そこから逆転に成功。14度目のATP大会優勝を飾った。ナダルは続く2007年と2008年も決勝でフェデラーと対戦することになるが、いずれの年も勝利し、「ATP1000 モンテカルロ」4連覇を達成した。

ジョコビッチ、モンテカルロ初優勝

2013年、ナダルはモンテカルロで8年間無敗を保ったまま決勝に進出。優勝の最有力候補と目されていたが、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が立ちはだかった。

ジョコビッチは、のっけから5-0とリードするなど優勢な試合運びでナダルを苦しめた。第1セットは6-2でジョコビッチが取ったが、第2セットは互いに接戦を演じ、タイブレークに突入。しかしそこでもジョコビッチが7-1でナダルを圧倒し、勝利を掴んだ。

ジョコビッチの優勝により、ナダルの9年連続優勝は阻止され、モンテカルロでの連勝記録も46試合でストップすることとなった。ナダルは初出場した2003年の3回戦でギジェルモ・コリア(アルゼンチン)に敗れて以来、10年後にジョコビッチに敗れるまでずっとモンテカルロの地で勝ち続けていた。

ジョコビッチはその後、2015年に決勝でトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)を破り、2度目のモンテカルロのタイトルを手にしている。

フォニーニの素晴らしい奮闘

2019年、元世界ランキング9位のファビオ・フォニーニ(イタリア)が「ATP1000 モンテカルロ」で優勝した。イタリア人男子がモンテカルロでトロフィーを獲得するのは、オープン化前の1968年にニコラ・ピエトランジェリ(イタリア)が優勝して以来のことだった。フォニーニの優勝までの道のりは決して平坦ではなく、素晴らしい奮闘ぶりを発揮してやっとたどり着いた頂点だった。

まずアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦したフォニーニは第1セットを奪われ、続く第2セットでも先にブレークされてしまう。第2セットを1-4とリードされ、あわや初戦敗退かと思われたが、フォニーニはそこから底力を発揮し、7-5で第2セットを取った。最終セットは6-4でフォニーニが制し、2回戦に駒を進めた。

2回戦はジル・シモン(フランス)の棄権により不戦勝。3回戦は第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)にストレートで勝利。だが準々決勝では、1回戦と同じような試合展開に苦しめられる。ボルナ・チョリッチ(クロアチア)に第1セットを先取され、第2セットも0−2とリードされたフォニーニだったが、その後の7ゲームのうち6ゲームを取り、第2セットを奪い返す。最終セットはその勢いのままチョリッチから2度ブレークを奪い、1-6、6-3、6-2で勝利を収めた。

準決勝では、「ATP1000 モンテカルロ」で11度の優勝を誇るナダルと対戦。6-4、6-2でストレート勝ちし、決勝に進出。決勝ではドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)を6-3、6-4で退け、イタリア人選手初のマスターズ1000大会優勝を達成した。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2019年「ATP1000モンテカルロ」でのフォニーニ
(Photo by Matt King/Getty Images)

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