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テニスの元世界19位選手がドーピング違反で4年間の出場停止に

写真は2019年「BNPパリバ・オープン」でのレプチェンコ

テニスの元世界ランキング19位のバルバラ・レプチェンコ(アメリカ)が、ITF(国際テニス連盟)により4年間の出場停止処分を受けた。レプチェンコは昨年の大会中に行われた検査で禁止薬物の陽性反応が出ていた。ESPNなど複数メディアが伝えている。

今回の決定に対して、レプチェンコはスポーツ仲裁裁判所に控訴するつもりであるとレプチェンコの弁護人ハワード・ジェイコブス氏が明かしている。

現在35歳のレプチェンコは、これまでアメリカ代表としてオリンピックや「ビリー・ジーン・キング・カップ」に出場した経験を持つベテラン選手だ。昨年7月に「WTA250 ブダペスト」に出場した際に尿サンプルによる薬物検査を受け、“アドラフィニルまたはモダフィニル代謝物”に対し陽性反応が出た。

その後、優勝した「WTA125 チャールストン」を含む3大会に出場したが、8月に暫定的な出場停止処分を受けた。

独立審議会は2月17日のオンラインでの公聴会を経て、3月3日に今回の決定を提出した。声明によるとジェイコブス氏は委員会に対し、レプチェンコの陽性の原因として禁止薬物がサプリメントに混入していた可能性が「完全に除外されたわけではない」と述べている。しかし審議会は、禁止薬物の摂取が故意ではないことをレプチェンコ側が証明できなかったと結論づけた。

公聴会の際、審議会に対しレプチェンコ側は次のように訴えていた。「レプチェンコ氏は、自身の身体に入れるもの全てに彼女が責任を負うことを理解しており、モダフィニル酸が尿サンプルから検出されたことに関して異議は唱えない。したがって、今回の審議会におけるただ一つの論点は、レプチェンコ氏がアンチドーピング規則に故意に違反していないことを証明できるかどうかであり、本件の処罰は4年間ではなく2年間とされるべきである」

ITFによると、4年間の出場停止は暫定的な出場停止の開始日となった2021年8月19日から効力を持つ。裁定の変更がなければ、レプチェンコがツアーに復帰できるのは39歳となった2025年の8月となる。

レプチェンコにとって今回が2度目のドーピング違反となったが、ITFは前回の違反ではレプチェンコに非がないと認められたため、処罰については初回の違反として決定したという。2016年にレプチェンコはメルドニウムの陽性反応が出ている。この薬物は、マリア・シャラポワ(ロシア)のドーピング違反の原因となった心臓の医薬品だ。

これまでの現役生活でレプチェンコは約500万ドル(約5億7800万円)の賞金を稼いでおり、2012年には自己最高の世界ランキング19位に到達。この年、レプチェンコは「全仏オープン」で2010年全仏女王フランチェスカ・スキアボーネ(イタリア)を退け、自身初のグランドスラム4回戦進出を果たした。2015年にも、レプチェンコは「全米オープン」の4回戦に進出している。

現在世界135位のレプチェンコが最後に出場したのは、グランドスラム準優勝を2度経験しているベラ・ズボナレワ(ロシア)に敗れた「WTA125 コンコード」の2回戦だった。レプチェンコはウズベキスタン出身だが、家族とともにアメリカのフロリダ州に移住。その後亡命者として受け入れられ、2003年にペンシルベニア州に居を移した。2011年にアメリカ市民権を獲得している。

※為替レートは2022年3月8日時点

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2019年「BNPパリバ・オープン」でのレプチェンコ
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images  )

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