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アメリカNo.2選手、24歳フリッツの野望

2019年「ATP250 イーストボーン(Nature Valley International)」で優勝したフリッツ

2022年、テイラー・フリッツ(アメリカ)はここまで素晴らしいシーズンを送っている。現在24歳のフリッツは世界ランキング20位にランクインし、アメリカ人男子選手の中では、先月「ATP250 ダラス」で優勝した同い年のライリー・オペルカ(アメリカ)に次いで2番手につけている。フリッツは、米Forbes(オンライン版)でのインタビューで、あこがれの選手や今後の野望などについて語った。

次のグランドスラム「全仏オープン」の開幕は5月22日とまだ先だが、フリッツはここ1年で大きく成長している。特に今年の「全豪オープン」では、ベテランのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)をフルセットで下し、自身初の4回戦進出を果たした。

2015年にプロデビューしてから昨年まで、フリッツは一度もグランドスラムの2週目に勝ち残ることができていなかった。その理由は実力だけでなく、不運な要素もあった。フリッツはこれまでのグランドスラム3回戦で、長く世界王者として君臨してきたノバク・ジョコビッチ(セルビア)やロジャー・フェデラー(スイス)、そして2020年「全米オープン」チャンピオンのドミニク・ティーム(オーストリア)といった選手ばかりと当たっていた。

フリッツのスキルや粘り強さはテニス界でも一目置かれているが、本人は身体と同じくらい精神面を鍛え、ケアすることが重要だと語っている。

「ここ数年は、自分のプレーをあらゆる面で最適化し、(試合に向けた)準備に多くの力を注いでいる。中でも大きかったのは、食事をじっくり見直したことだ」

「全豪オープン」参戦前の1月、フリッツはスナックメーカーStryve Foodsのブランドアンバサダーに就任。フリッツはこの契約を通じて、宣伝をするだけでなく、消費者を教育する助けになりたいと考えているそうだ。特に、アクティブな生活を送り間食をとることが多い若者に対し、より良い商品を選択するメリットを伝えたいという。

「僕は移動に多くの時間を取られるから、シンプルでタンパク質のたっぷり摂れるスナックを食べるのが理想的だ。トレーニング中やその前はしっかり食べなくちゃいけないからね。練習の合間に食べられて、腹持ちが良くてエネルギー源になる、健康的で栄養素が豊富なスナックを探していたんだ」

フリッツはStryve Foodsをよく知るようになるにつれ、自分の信条にピッタリの会社だと確信したそうだ。

「全豪オープン」の4回戦では、世界4位のステファノス・チチパス(ギリシャ)にフルセットの末に敗れたフリッツ。試合後に大会の印象などについて語った。

「僕はオーストラリアが大好きなんだ。雰囲気も、観客も、天気も。すごく良い時間を過ごせた。みんなオフシーズン中のトレーニングで調子を上げて、より強く、より上手くなって出場するから、最高の選手を相手に自分の力を再び試すいい機会だ。かなり厳しい試合がいくつもあった」

「フランシス・ティアフォー(アメリカ)との試合では、彼とはずっと仲がいいから、友達と対戦するのは難しかった。彼はけっこう強い選手だしね。ロベルト(・バウティスタ アグート)にはここ何戦か負け越していたから、(勝てて)すごくいい気分だった。ステファノスとの試合は、すごくいいプレーをしたと思ったけれど、ところどころで重要なチャンスを逃してしまった。全体的には素晴らしい旅だった。ここまでの結果に満足している」

「幸運なことに、僕のテニスはけっこうバランスが取れているから、最大の目標はサーブとフォアハンドでアグレッシブさを失わないことだ。試合を支配するようなプレーを続けて、主導権を握るようにしたい」

そんなフリッツに最も影響を与えたのは、彼の両親だそうだ。「両親に最も影響された。二人ともプロ選手だったんだ。母は最高で世界8位になったことがある。彼女の知識が今日の選手としての僕を形作るのを助けてくれた」

昨年の夏Tennis Channelのインタビューで、2歳の頃からテニスをしていたと話したフリッツ。幼い頃からプロアスリートになることを夢見ていたフリッツ少年は、特にピート・サンプラス(アメリカ)に強いあこがれを抱いていたと明かした。

「ピートがとても好きで、彼のサーブを真似しようとした。16歳の頃、彼のサーブの動画を見て、コピーしようとしたんだ」。その結果、フリッツは長身から繰り出す高速サーブが得意なビッグサーバーへと成長した。

「サーブをしている時は無敵の気分だよ。しっかりと狙いを定めて左右に振って、対戦相手は僕がどこに打つか予測できない」

今後の目標については次のように語っていた。「まずは、トップ20に入ること。その次はトップ15に入りたい。あと何回か大きな大会で結果が残せれば、達成できる。(グランドスラムで)3回戦を突破できれば、準々決勝、準決勝と進出できるようになると思っている。それが今の主な目標だ」

今年に入ってトップ20入りを達成。2月21日には、1週間だけだったが自己最高の世界16位まで上がった。このまま調子を落とさずに大舞台での経験を積めば、念願のトップ15入りも現実となりそうだ。

※写真は2019年「ATP250 イーストボーン(Nature Valley International)」で優勝したフリッツ
(Photo by Mike Hewitt /Getty Images)

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