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18歳の望月慎太郎、フェデラーとワウリンカのペアを見てデビスカップに憧れる

【動画】ウィンブルドンジュニアで頂点に立った望月慎太郎

3月4日・5日に行われる「デビスカップ・クオリファイアーズ」で、日本はスウェーデンと対戦する。「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」への出場権をかけた重要な試合に、18歳の望月慎太郎(日本/IMG Academy)が選ばれた。その望月がインタビューに答え、印象に残ったデビスカップの試合や、クオリファイアーズに向けての抱負などを語った。「デビスカップ」の公式ホームページが伝えている。

日本は、スウェーデンのヘルシングボリで行われる予選に出場する。同じ日程で合わせて12組の予選が行われ、勝った12チームが「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」に出場することとなる。

予選に出場する選手の中でも望月は最も若い選手の一人だ。だが、2019年に日本が「ジュニアデビスカップ」で優勝した時のメンバーだった望月は、日の丸を背負って戦う重圧や興奮を、既に十分経験している。

インタビューで、望月は「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」に強い憧れを抱いていると語った。きっかけは11歳の時に見た2014年の決勝だった。フランスのリールで行われた試合で、ロジャー・フェデラーとスタン・ワウリンカが率いるスイスチームが手に汗握る接戦の末、フランスを退けて優勝した。

2008年の「北京オリンピック」で金メダリストとなったフェデラー/ワウリンカのペアは、ジュリアン・ベネトー/リシャール・ガスケのペアに勝利。続くシングルスでフェデラーがガスケを下し、スイスが優勝を決めた。

望月はこのフランス対スイス戦に強く惹かれた。特にフェデラーとワウリンカのダブルスが強く印象に残っているという。以来、「デビスカップ」に出場することを夢見て、これまでテニスのキャリアを切り開いてきた。

「小さい頃から“デビスカップ”に出場している日本チームを見てきましたが、スイスが優勝した時のこともよく覚えています」と望月は語った。

「ロジャーとスタンがスイスチームにいて、一緒にダブルスもプレーしていました。僕はダブルスをプレーするのが大好きなんです。見ていてすごく楽しくて、その後、『デビスカップに出るぞ』って自分に言い聞かせました」

「あの決勝はずっと僕の頭の中に記憶として残っています。実は、スイスが勝ったときの動画をYouTubeで未だに見ます。あの対戦にすごく興味を惹かれました」

望月は、2021年3月に行われた「デビスカップ by Rakuten」ワールドグループIの日本対パキスタン戦で、実力を世界に示した。島袋将(日本/有沢製作所)とペアを組みダブルスに出場した望月は、Aqeel Khan/アイサムウルハク・クレシーのペアを破り日本チームの勝利を決めた。その結果、日本は来月の「クオリファイアーズ」への切符を手にすることになった。

「“デビスカップ”出場を協会が要請しているとコーチが教えてくれたんです。最初は、チームに同行してくれと言われているのだと思いました。試合を観戦したり、準備をしたりするサポートチームの一員になるのだと思っていました。でも、選手として選ばれたということが分かって、すごく驚きました。初めて聞いた時は信じられませんでした。その瞬間から、『デビスカップでプレーできるんだ、参加できるんだ』と思い始めました」

「初めての出場で緊張するかと思いましたが、“ジュニアデビスカップ”でプレーするのはいつも楽しかったので…3年間プレーして、結構いい成績を残せました。なのでその瞬間が来た時も、自信を持って臨めました。一番緊張したのは他のメンバーに会って、初対面の選手に自己紹介をした時です。でもみんなすごく優しくて、温かく迎え入れてくれました。数日一緒にトレーニングをして仲良くなって、その後はすごく楽しかったです」

「僕は“デビスカップ”がとても好きです。チームや自分の国、チームメイトのためにプレーすることが大好きです。それに、チームメイトや観客から声援を貰うのもすごく好きです。試合に勝つことができて、とても嬉しかったです」

ジュニア時代から世界の舞台で活躍してきた望月は、2019年に素晴らしい成績を残し、注目を集めた。望月は、その年の「ウィンブルドン」のジュニア男子シングルスで優勝を飾り、ジュニアランキングで世界No.1の座に輝いた。そして、「ジュニアデビスカップ」で日本チームの優勝に貢献した後、中国の成都で行われた「ITFワールドテニスツアー・ジュニアファイナルズ」に出場し、4位という成績を残すなど、自己最高のシーズンを送った。

ここ2年ほどは、活躍の舞台をATP(男子プロテニス協会)ツアーへと移し、世界ランキング374位まで順位を上げている。今後は、より多くの経験を積み、さらに実力を付けていきたいと語る。

「昨シーズンは幾つかATPの大会に出ました。“ATP1000 マイアミ”、“ATP1000 インディアンウェルズ”、“ウィンブルドン”の予選などです。トップ選手相手に戦うことは、素晴らしい経験になりました。トップの選手たちとプレーして、勝つチャンスがあると感じました。簡単なことではないですが、昨シーズンはたくさんのポジティブな経験をして、僕の身体も、テニスも強くなりました」

「今年はすごくワクワクしています。また素晴らしい選手を相手に、自分の力を試したいです。次のレベルに行きたいと考えているので、それが今年の目標です」

昨年、日本は「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」に進出することが出来なかった。望月は、憧れの舞台で、日本チームのために全力を尽くすつもりだ。

「日本チームはいいチームですし、“ファイナルズ”に行くチャンスがあると思います。簡単には行きませんけどね。スウェーデンは、イーメル兄弟のように素晴らしい選手がいますから。でも、僕たちも負けていません。“ファイナルズ”に進出できる可能性が十分にあると思います。僕たちがそこにたどり着く手助けができる、その挑戦をとても楽しみにしています」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※記事サムネイル写真は2021年「ATP250シンガポール」での望月
(Photo by Yong Teck Lim/Getty Images for Sport Singapore)

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WOWOWテニスワールド編集部

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