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ファイナルズ会場だったロンドンのO2アリーナや選手の家が暴風被害に

写真は現在のO2アリーナ

18日、温帯低気圧「ユーニス」がイギリスを含む欧州北西部を襲い、暴風被害が相次いだ。「Nitto ATPファイナルズ」で使用されていたアリーナやテニス選手の自宅も一部破損し、その様子がソーシャルメディアでシェアされた。英Daily Starなど複数メディアが伝えている。

低気圧「ユーニス」は、風速40m以上の嵐となりイギリスを襲った。数十年来の暴風に、英政府が不要不急の外出を控えるよう呼びかけ、ロンドン消防隊が緊急事態を宣言する事態となった。イギリスでは3名が死亡、その他に倒木や建物への被害、停電、交通機関の混乱など多くの人が被災した。

そんな中、ソーシャルメディアではO2アリーナの屋根の一部が剥がれた様子を移す動画が複数投稿された。

今回被害にあったロンドンにある競技場O2アリーナは、2009年から2020年まで12年に亘って、ATP(男子プロテニス協会)ツアーを締めくくる大舞台となってきた。「Nitto ATPファイナルズ」は、シーズン末に世界ランキングトップ8に入った選手だけが出場を許され、優勝者は1500ポイントを手にする。昨年より大会の会場はイタリアのトリノに移された。

テニスだけでなく様々なプロスポーツや音楽イベントが開催され、オリンピック/パラリンピックの会場にもなったO2アリーナは、ロンドン市民にとっては象徴的な存在だ。

動画の中では、屋根の保護層の一部が風でバタバタと揺れる様子が映されている。O2アリーナの広報担当者は、この被害について「本日の悪天候が原因で、O2の屋根の一部が破損したことが確認されました」とコメントした。

また別のツイッターユーザーが、屋根の被害をより近くで撮影した動画を投稿している。ユーザーによると、保護層の破損は1枚の小さなパネルから始まったという。だが、風が強まるにつれ、次々と他のパネルまで被害が広がったそうだ。

ロンドン在住のカイル・エドマンド(イギリス)も、ユーニスの被害を受けた。エドマンドは、Instagramのストーリーズで嵐が去った後の家の外観を写した写真を投稿し、今回の暴風による被害を明らかにした。写真に「ユーニス」という言葉と泣き顔の絵文字を添え、自身の心境を表した。

写真からは、大きな木が2階建ての屋根の上に倒れ、屋根や側面の雨樋が破損している様子が見て取れる。特に屋根は角の瓦が崩れ、木造の骨組み部分がむき出しになっており、被害の大きさが窺える。庭のガーデンソファやテーブルがほぼ被害なく元の場所から動いていない様子なのが救いだが、エドマンドは多額の修理費を払うことになるだろう。

現在27歳のエドマンドは、2015年にイギリスチームの一員として79年ぶりの「デビスカップ」優勝に貢献するなど、若手の頃から活躍してきた。特に2018年は、「全豪オープン」でセミファイナリストになった他、「全仏オープン」と「ウィンブルドン」で3回戦進出、「ATP250 アントワープ」でツアー初優勝を飾るなど、素晴らしい成績を収めた。

2018年に自己最高の世界ランキング14位になり、イギリスNo.1選手となったエドマンドだが、昨年は膝の怪我のためツアーから離脱しており、復帰を控えた矢先の今回の暴風被害となった。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は現在のO2アリーナ
(Photo by Rob Pinney/Getty Images)

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