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全米女王ラドゥカヌが語る若い選手たちが直面する困難とそれを乗り越える方法

写真は「全豪オープン」でのラドゥカヌ

エマ・ラドゥカヌ(イギリス)は、自身や他の若手テニス選手たちが直面する課題についての意見を口にした。ラドゥカヌは昨年9月に「全米オープン」で優勝を果たしたことで歴史を作り、一夜にしてスーパースターとなった。テニス史上初めて、予選から勝ち上がってグランドスラムのタイトルを獲得したことで、弱冠18歳にして名を成したのだ。英EXPRESS紙のオンライン版が報じている

当時キャリア最高位の世界ランキング150位だったラドゥカヌは、シカゴで行われた下部大会で初めて決勝に進出したその足で、「全米オープン」予選のためにニューヨークに到着。1セットも落とさずに予選の3試合を勝ち抜いて本戦に初出場。1回戦では対戦相手に組まれていたジェニファー・ブレイディ(アメリカ)が直前に怪我で棄権し、ラッキールーザーのシュテファニー・フェーゲレ(スイス)と戦うことが急遽決まったが、対戦相手の変更に動揺することもなく、本戦での7試合も全てストレート勝利。オリンピックで金メダルを獲得したベリンダ・ベンチッチ(スイス)らを破って、「全米オープン」制覇を成し遂げた。

1999年以来の10代同士の「全米オープン」女子シングルス決勝となったレイラ・フェルナンデス(カナダ)との対戦に勝利したラドゥカヌは、ほとんど一夜にして誰もが知る有名人となった。予選から勝ち上がって四大大会を制したのがテニス史上初であっただけでなく、女子選手がグランドスラムへの出場2度目にしてタイトルを獲得したのも初めてのことであった。

この前例のない勝利の後の数週間で、ラドゥカヌはディオールやティファニー、ブリティッシュ・エアウェイズ、エビアンなど有名大企業のブランドアンバサダーとなり、同時に大会でのパフォーマンスに対する期待も飛躍的に増した。

「全米オープン」を制したことで世界ランキング25位以内にまで急上昇したラドゥカヌは、現在はキャリアハイの世界12位にまでランキングを上げている。そんなラドゥカヌが、自身や他の若手プロ選手が直面する最大の問題について語った。

「若手選手が直面する可能性のある課題は、続けて数試合で負けることで落胆してしまうことだと思う。それは、成功したテニス選手たち全員が経験してきたことではないわ」

ラドゥカヌは、何度かの敗戦から立ち直ることができるのを既に証明してきた。ラドゥカヌの2022年シーズンは、「WTA500 シドニー」でのエレナ・リバキナ(カザフスタン)への0-6、1-6での敗戦で始まった。だがそのわずか1週間後の「全豪オープン」1回戦では、2017年の「全米オープン」覇者であるスローン・スティーブンス(アメリカ)に勝利。

ラドゥカヌはさらに次のように語り、敗戦に苦しむ他の若手選手に助言した。「強い気持ちを保って自分の道にとどまることが本当に大切よ。そして、他の人が考えたり言ったりすることからある意味距離を置いて、ただ自分を信じ続けるのが大事」

ラドゥカヌは、自分自身がこのように意識しているといい、敗戦を受け流すことができた理由を説明した。

「自分がどんなレベルにあるかは関係ない。もし数試合で負け続けたら、落胆してしまいやすいかもしれない。でも私は、自分が正しいことをしているのはわかっているわ。自分を信頼している。最終的には全てがいい方向に進むと信じているの」

そして彼女は再び敗戦から立ち直るだろう。ラドゥカヌは「全豪オープン」2回戦でダンカ・コビニッチ(モンテネグロ)に手痛い敗戦を喫したが、この試合でラドゥカヌは手のひらに水ぶくれができており、ラケットをしっかりと握れず、サーブやフォアハンドをきちんと打つこともできなかった。

ラドゥカヌは、2月21日に始まる「WTA250 グアダラハラ」(メキシコ・グアダラハラ/2月21日~2月27日/ハードコート)に、第1シードで出場予定だ。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全豪オープン」でのラドゥカヌ
(Photo by TPN/Getty Images)

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