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コーチやスポンサー不在で全豪OP決勝に臨んだコリンズ「自分一人でやりきった」

写真は「全豪オープン」でのコリンズ

「全豪オープン」女子シングルスで準優勝を飾ったダニエル・コリンズ(アメリカ)がインタビューに答え、これまでの苦労や大会で得られたこと、そして今後の期待などについて語った。WTA(女子テニス協会)の公式ホームページ他複数メディアが伝えている。

第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)との決勝に臨んだコリンズは、最初のセットを先取されるも第2セットでは一時5-1でリードするなど、世界女王を苦しめる善戦を見せた。コリンズは、大会中バーティを2回以上ブレークした唯一の選手だった。最終的に、バーティが盛り返し、6-3、7-6(2)でバーティに軍配が上がった。

世界ランキング30位で「全豪オープン」に出場し、初のグランドスラム決勝進出を果たしたコリンズだが、実はウェアやシューズのスポンサーがなかった。これはランキング上位の選手としては異例のことだ。コリンズはアディダスなどのウェアやサンバイザー、シューズなどを着用して試合に出場していたが、これらは提供されたものではなく自分で購入したものだったようだ。そればかりか、「全豪オープン」に挑んだコリンズにはコーチもいなかった。

「全豪オープン」準優勝という快挙を成し遂げたコリンズは世界10位となり、トップ10デビューを飾った。これにより、男子・女子通じて、コリンズはアメリカ人トップランカーとなった。

「まだ自分でもうまく飲み込めていない感じがする。トップ10選手にずっとなりたかった。去年の目標でもあったの、達成はできなかったけれど。シーズンのこれほど早い時期にたどり着けるなんて、本当に嬉しい」とコリンズは初のトップ10入りについて語った。 

「これまで多くの支援を受けてきた。特に、他の選手たちから。私がこのスポーツですごく好きなところは、ロッカールームで私たちが共有している仲間意識と友情なの。個人競技でお互いに競争し合う中で、私たちのように友情が築けるのは素晴らしいことだと本当に思う」

さらに、コリンズは大接戦となった決勝について次のように語った。

「力の限り努力したわ。最後はチャンスも掴むことが出来た。残念ながら自分の望んだようにはならなかったけれど、出来る限りのことをしたし、最終的に自分ができることはそれだけよ」

「私にとっては素晴らしい大会だった。幾つか新しく達成できたことがあったし、新しいことをたくさん学んだわ。改善すべき点ももちろんあるけど、これはいいことよ。(決勝で)素晴らしい相手と対戦できて、楽しい試合だった」

コリンズは努力で成功を掴んできた選手だ。幼少期はフロリダの公共コートで練習を積み、

大学のテニス部で地道にランキングを上げ、2度全米チャンピオンに輝いた。

その後プロの世界に足を踏み入れても、コリンズのもとにワイルドカード(主催者推薦枠)の招待が届くことはなかった。そのため、WTAツアーに参加できるようになるまでITF(国際テニス連盟)ツアー大会で成績を残し、ランキングを上げなければならなかった。

昨年春には関節リウマチと診断され、その後子宮内膜症の手術も受けている。そして、今回のコーチ及びウェアのスポンサーがいない中での「全豪オープン」挑戦。コリンズの逆境に対する強さは、このような経験から培われたものなのだろう。

「コーチ不在で、自分一人でやりきったという点で、自信をもってここから去ることができる。トップ選手の多くは、大勢の付添人や仲間、そしてサポートチームがいて、準備をしてくれる。私のキャリアでは、そんな状態になったことがなかった。一人のコーチと数ヶ月以上一緒に練習したことがないの」

「だから、多くのことを一人でやって、下調べやスカウトや、技術的な改善をたくさんしなければいけなかった。とても難しかったし、精神的な負荷が大きいと感じたことも多々あるわ。でも、一つ一つのことをきっちりやって、自分のベストを尽くす。そうやって多くのことを学んでいる。決勝のコート上でも、アッシュ(バーティの愛称)がたくさんのことを教えてくれた」

コリンズは、理学療法士やコーチ、ヒッティングパートナーを雇い、自分のチームを作り始めたいと考えている。そして同時に、トップ10という地位を得た今、このプラットフォームを使って女性の健康や青少年のメンタリングなど、自身が重要と考えるテーマにスポットライトを当てていきたいとも願っている。

「[私には]多くの異なる面があると思う。私は結構活発な人間なの」とコリンズは自分のテニス以外の側面についても注目してほしいと明かした。

「キャリア初期の頃には、大学の選手だったこと以外、人々は私のことをあまり知らなかったと思う。“全豪オープン”中は、ここにいる多くのメディアと関わる素晴らしい機会になった。私のこれまでの旅路や経験をカバーしてもらって、すごく良い仕事をしてもらった。これは私にとって大きな意味を持つの。私は、皆にもっと私のことを知ってほしいし、皆が私のことを知っていると感じたい」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全豪オープン」でのコリンズ
(Photo by Mark Metcalfe/Getty Images)

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