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「全豪オープン」男子シングルス優勝回数トップ5

2021年「全豪オープン」でのジョコビッチ

シーズン最初のグランドスラム、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)が開催中だ。それに合わせて、スポーツウェブメディアSportskeedaが、オープン化以降の「全豪オープン」男子シングルスで優勝回数の多い選手をランキング形式で紹介している。

昨年はノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、1回戦でジェレミー・シャルディ(フランス)を楽々と下して大会をスタート。その後はフランシス・ティアフォー(アメリカ)に4セットで勝利、テイラー・フリッツ(アメリカ)にはフルセットと追い詰められたものの破った。続く4回戦ではミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に4セットで勝利し、準々決勝に進出。

準々決勝では、1セットダウンから逆転してアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を退けた。準決勝ではアスラン・カラツェフ(ロシア)を破り、決勝ではダニール・メドベージェフ(ロシア)にストレートで勝利して、9度目の優勝を手にした。

今年の「全豪オープン」では、優勝の最有力候補だったジョコビッチは欠場となってしまった。ラファエル・ナダル(スペイン)は能力・経験共に申し分なく、出場選手の中で唯一、全豪優勝経験者だ。他にも、メドベージェフやズベレフ、そしてステファノス・チチパス(ギリシャ)などの手強い選手たちがいる。さらには、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)のように、調子が良い時には素晴らしいプレーを見せる選手のことも忘れてはならない。

オープン化以降、「全豪オープン」男子シングルスで優勝した選手は26人。果たして、今年は27人目が現れるのか。「全豪オープン」でこれまで複数回優勝した選手をランキング形式で紹介しよう。

5位 <2度優勝>ケン・ローズウォール、ジョン・ニューカム、ギジェルモ・ ビラス、ヨハン・クリーク、ステファン・エドバーグ、イワン・レンドル、ボリス・ベッカー、ピート・サンプラス、ジム・クーリエ

「全豪オープン」で2度優勝したことのある選手は全部で9人。最初に達成したのはケン・ローズウォール(オーストラリア)だった。ローズウォールは、地元オーストラリア勢が「全豪オープン」で大活躍していた時代に、特に強さを見せた選手だった。1971年と1972年に2年連続優勝を飾り、特に1971年は1セットも落とすことなくトロフィーを手に入れた。そして1973年と1975年に優勝したのが、同じオーストラリア出身のジョン・ニューカム(オーストラリア)だった。

ギジェルモ・ ビラス(アルゼンチン)は1978年と1979年に優勝。しかし、この2大会に出場しなかったトップ選手が何人かいたことを書き添えておく。ヨハン・クリーク(南アフリカ・アメリカ)は、1981年に南アフリカ選手として、1982年にアメリカ選手として出場し、両大会を制した。

スウェーデンのレジェンド選手ステファン・エドバーグ(スウェーデン)は、1985年と1987年に優勝。”ターミネーター”の異名を持つイワン・レンドル(アメリカ)は1989年と1990年に、ボリス・ベッカー(ドイツ)は1991年と1996年にトロフィーを獲得した。ピート・サンプラス(アメリカ)は1994年と1997年大会を制した。ジム・クーリエ(アメリカ)は1992年と1993年に2年連続優勝を遂げている。

4位 <3度優勝>マッツ・ビランデル

マッツ・ビランデル(スウェーデン)が初めて「全豪オープン」を制したのは1983年のことだった。その年、ベン・テスターマン(アメリカ)やロスコー・タナー(アメリカ)など強敵を退け準々決勝に進出したビランデルは、前年と前々年に優勝していたクリークを倒し、ジョン・マッケンロー(アメリカ)との準決勝に臨んだ。

1セットダウンから逆転してマッケンローを下したビランデルは、第1シードのレンドルとの決勝も制し、初めて全豪王者となった。

ビランデルは翌1984年も決勝でケビン・カレン(南アフリカ)を破り、連覇を達成。3度目の優勝は1988年。パット・キャッシュ(オーストラリア)との決勝は、今でも最高のグランドスラム決勝の一つとして語り継がれている。ビランデルは6-3、6-7(3)、3-6、6-1、8-6という激闘のフルセットマッチを制した。

3位 <4度優勝>アンドレ・アガシ

「全豪オープン」は、アンドレ・アガシ(アメリカ)が特に得意とするグランドスラムだった。最初に優勝したのは1995年、決勝で同じアメリカのサンプラスを4セットで下し、全豪王者となった。5年後、準決勝で再びサンプラスと顔を合わせたが、この時も軍配はアガシに。決勝ではエフゲニー・カフェルニコフ(ロシア)に第1セットを奪われながらも逆転し、2度目の優勝を飾った。続く2001年も順調に勝ち進み、決勝でアルノー・クレメン(フランス)を破り、2年連続3度目の優勝を果たした。

2003年大会では、決勝でライナー・シュットラー(ドイツ)と対戦し、ストレート勝利でトロフィーを手にしたアガシ。それがキャリア最後のグランドスラムタイトルとなった。

2位 <6度優勝>ロジャー・フェデラー

ロジャー・フェデラー(スイス)は、若手の頃に「全豪オープン」でずば抜けた強さを見せた。初めて優勝したのは2004年、翌年優勝するマラト・サフィン(ロシア)を決勝で下し、栄冠を手にした。2005年はサフィンに準決勝で敗れたが、2006年に再び決勝に進出、マルコス・バグダティス(キプロス)に1セット先取されたが逆転勝利で2度目のタイトルを獲った。続く2007年の決勝ではフェルナンド・ゴンサレス(チリ)にストレート勝ちし、2年連続優勝を達成。この年は1セットも落とさず全豪王者となった。4度目の優勝は2010年、決勝ではアンディ・マレー(イギリス)にストレートで勝利。

しかし、フェデラーが再び全豪のトロフィーを手にするまでにはそれから7年かかった。2017年、決勝でナダルにフルセットの末勝利し、5度目の優勝。さらに翌2018年、マリン・チリッチ(クロアチア)との接戦を制し、6度目のタイトルを手にした。この時以来、フェデラーはグランドスラムで優勝していない。

1位 <9度優勝>ノバク・ジョコビッチ

現世界王者のジョコビッチは、「全豪オープン」最強の選手と言っても過言ではない。彼が初めて全豪のトロフィーを手にしたのは20歳だった2008年のこと。決勝では1セットダウンから逆転し、22歳のジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)に勝利した。

2度目の優勝は2011年、決勝ではマレーに圧勝。翌年、再び決勝の舞台に立ったジョコビッチはナダルと対戦、史上最高の決勝とも言われる名勝負を制し、3度目の優勝を飾った。

2013年、再び決勝でマレーと対戦したジョコビッチは4セットで決着をつけ、3連覇。その後、2015年と2016年もジョコビッチ対マレーの決勝となったが、いずれもジョコビッチに軍配が上がった。

2019年、ナダルとの決勝にストレート勝ちし7度目の優勝を飾ったジョコビッチは、フェデラーを抜いて同大会での最多優勝回数を更新。続く2020年もドミニク・ティーム(オーストリア)を5セットの末に退け、8度目の優勝を手にした。

そして先述した通り、昨年の大会では決勝でメドベージェフをストレートで破り、9個目の全豪トロフィーを手に入れた。

2008年以降、「全豪オープン」で圧倒的強さを見せてきたジョコビッチのいない今大会。とはいえ、若手がどんどん成長している男子ツアーは強者揃いだ。唯一の優勝経験者であるナダルが2009年以来となる2度目の優勝で歴代5位タイとなるのか、それとも新しい全豪王者が誕生するのか。今年の「全豪オープン」から目が離せない。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※2021年「全豪オープン」でのジョコビッチ
Photo by Cameron Spencer/Getty Images

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