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未来のテニス観戦!「全豪オープン」がメタバースの世界に

写真は2022年「全豪オープン」予選での会場の様子

「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)は世界で10億人近くの視聴者を獲得している最大のテニスイベントの一つ。今年から、最も歴史が長いとされるメタバース構想のブロックチェーンプロジェクトDecentraland(ディセントラランド)と提携して、「全豪オープン」をメタバースの世界に落とし込むという動きが進められている。米経済誌のForbesが伝えている。

主催および運営を担うテニス・オーストラリアの最高商務責任者であるCedric Cornelis氏は「2020年の“全豪オープン”は81万2000人を超える観客を集めましたが、これは私たちにとって記録的な年となりました。当然のごとく、その数は2021年には減少しましたが、2022年大会に向けて素晴らしいチケットを販売します」と述べ、観客にメタバース上で大会を楽しんでもらうことに期待を寄せた。

メタバースとは、ユーザーがVRヘッドセットやインターネットブラウザを介して、デジタルランドを所有、開発、操作できる仮装空間のこと。注目を集めるイベントをホストすることでグローバルなユーザーエンゲージメント率を高めることができ、「全豪オープン」はメタバースの世界で開催される最初の主要なスポーツイベントとなる。大会期間中にDecentralandにログインすることで、自分のコンピュータ上で会場のメルボルン・パークを訪れ、試合を観戦し、大会の歴史的なコンテンツを閲覧するほか、プレーヤーや他の観客と交流することができる。

テニス・オーストラリアのメタバースプロジェクトを担当するRidley Plummer氏は次のように述べている。「過去5年間で、“全豪オープン”は方向性を刷新しました。人々はテニスを観戦するだけではなく、美味しいものを食べたり、買い物をしたり、友人と飲み物を飲んだり、生演奏を聴いたりするために“全豪オープン”を訪れます。エンターテインメントのお祭りのようになってきましたね。こうした現実での進歩の過程で、メタバースでもそれを再現することで、観客は現地よりさらに優れた経験ができます」

さらに1月12日(水)には、仮想通貨技術を使ったNFT(非代替性トークン)アートと呼ばれる「AOアートボールNFTコレクション」を発表した。テニスボールをモチーフにデザインされ、色とりどりの配色、パターン、生地感の様々な組み合わせはとてもユニーク。全部で6,776個のNFTは、分割されたバーチャルテニスコートの1区画とランダムに紐付けられ、大会で行われる約400試合のウイニングショットの位置に該当するNFTの保持者は特典が得られる。決勝のウイニングショットに該当した場合は、実際のボールが特注ケースに入れられてNFT保持者の元に届けられるという。

Cornelis氏は「“全豪オープン”が、スポーツイベントのあるべき姿の限界を押し広げ、革新を図り、既存のチャンネルを拡大し、魅力的な方法でより多くのファンがイベントにアクセスできるようになることを、我々は常に望んでいます。このメタバースは、スポーツではない他のことに興味を持っている人々にとっても惹かれるものでもあるでしょうし、テニスがスポーツという枠を超えてテクノロジーとイノベーションの領域にも多様化していく機会を提供します」と語っている。

新しい試みに挑戦する今年の「全豪オープン」。コロナ禍で観戦に行くのが難しい中、メタバース上で大会を楽しむというのも一つの選択肢になっていくのかもしれない。

(WOWOWテニスワールド編集部)

*写真は2022年「全豪オープン」予選での会場の様子
(Photo by Graham Denholm/Getty Images)

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