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スペインとポーランドがベスト4進出。アルゼンチンやセルビアは消える[ATPカップ]

「ATPカップ」でのフルカチュ

1月5日、2022年シーズン最初の大会「ATPカップ」(オーストラリア・シドニー/1月1日~1月9日/ハードコート)のグループステージ第3戦が行われた。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが伝えている。

今大会のフォーマットでは、出場16ヶ国が4ヶ国ずつの4グループに分かれて総当たり戦を行い、各組1位の4チームが準決勝へ進出する。それぞれの対戦はシングルス2試合、ダブルス1試合の計3試合で行われ、2勝した方が勝利。先に行われるシングルス2試合で勝敗がついたとしてもダブルスは開催されるが、決勝ではシングルス終了時点で優勝国が決まれば、ダブルスは行われない。

この日はグループAのノルウェーとチリ、セルビアとスペイン、そしてグループDのポーランドとアルゼンチン、ギリシャとジョージアがそれぞれ対戦した。

グループAでは、チリ、ノルウェーに連勝してトップに立っていたスペインが、グループステージ突破の可能性を残していたセルビアにも勝利し、準決勝進出を決めた。世界ランキング20位のパブロ・カレーニョ ブスタ、世界19位のロベルト・バウティスタ アグートがすべてのシングルスを制している。

世界42位のフィリップ・クライノビッチを相手に30本のウィナーと3度のブレークを決め、80分でストレート勝ちを収めたカレーニョ ブスタは、「グループステージで最高の試合だった。自分にとって100%の状態に近づいてきているよ。とても攻撃的でしっかりとしたプレーができた」と調子が上がってきたことを明かしている。

同グループのもうひとカードではチリがノルウェーに2-1で勝利。世界139位のアレハンドロ・タビロが世界345位のビクトル・ドゥラソビッチに3セットで勝ったものの、世界17位のクリスチャン・ガリンが世界8位のキャスパー・ルードに負けて1-1に。しかしチリは、勝負の行方を懸けたダブルスをセルビアとの第2戦に続いてモノにしている。

チリが誇る元世界5位のレジェンド、フェルナンド・ゴンサレスと練習したことがあるというタビロは、ドゥラソビッチ戦の勝利はチームのおかげだと語る。「緊張してしまったね。最初はリラックスしてプレーできていたんだけど、勝てば新年最初の勝利ということで自分にプレッシャーをかけるようになってしまったんだ。でも、チームと話すことができて、すごく助けになったよ。おかげで集中力を取り戻すことができた」

一方のグループDでは、首位のアルゼンチンと1ポイント差で2位のポーランドがベスト4を懸けて対戦。ポーランドが3試合すべてストレート勝ちを収めて3-0で勝利し、逆転でベスト4へと駒を進めた。

ポーランドが「ATPカップ」で準決勝に進出するのはこれが初めて。2020年大会ではグループ3位に終わり、2021年大会には出場していなかった。世界13位のディエゴ・シュワルツマンが得た3度のブレークチャンスをすべてしのいでストレート勝利を飾った世界9位のフベルト・フルカチュは、「チームのために嬉しいよ。準決勝進出は素晴らしい功績だ。僕たちは素晴らしいチームで、互いに支え合っている。一体感のおかげで、全員が普段よりもいいプレーができるんだ」とチームを称えている。

同グループのギリシャ対ジョージアでは、すでにグループステージ敗退が決まっていた両国が最後に意地を見せた。ギリシャの世界399位Michail Pervolarakisが世界974位のアレクサンドレ・バクシを下してATP初勝利。その後、世界4位のステファノス・チチパスがアルゼンチン戦に続いてシングルスでプレーし、世界22位のニコラス・バシラシビリが体調不良により第1セット途中で棄権したため、ギリシャがシングルス2試合に勝って勝利を決めた。しかしジョージアも勝負を投げ出さず、最後のダブルスで10ポイントタイブレークが16-14までもつれ込んだ熱戦を制している。相手のマッチポイントを4回しのいで勝利した後、アレクサンドレ・メトレベリとアレクサンドレ・バクシのコンビはコート上に倒れ込みながら抱き合って喜んでいた。

それぞれの試合結果は以下の通り。

<グループステージ第3戦>
【グループA/ノルウェー 1-2 チリ】
●ビクトル・ドゥラソビッチ(ノルウェー) 1-6 7-6(5) 1-6 〇アレハンドロ・タビロ(チリ)

〇キャスパー・ルード(ノルウェー) 6-4 6-1 ●クリスチャン・ガリン(チリ)

●Andreja Petrovic/Leyton Rivera(ノルウェー) 0-6 4-6 〇Tomas Barrios Vera/タビロ(チリ)

【グループA/セルビア 1-2 スペイン】
●フィリップ・クライノビッチ(セルビア) 3-6 4-6 〇パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)

●ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア) 1-6 4-6 〇ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)

〇ニコラ・チャチッチ/Matej Sabanov(セルビア) 6-7(5) 6-3 [10-5] ●ペドロ・マルチネス/アルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)

【グループD/ポーランド 3-0 アルゼンチン】
〇カミル・マイクシャク(ポーランド)6-3 7-6(3) ●フェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)

〇フベルト・フルカチュ(ポーランド)6-1 6-4 ●ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)

〇Szymon Walkow/Jan Zielinski(ポーランド) 7-6(4) 7-6(5) ●マッシモ・ゴンサレス/アンドレス・モルテニ(アルゼンチン)

【グループD/ギリシャ 2-1 ジョージア】
〇Michail Pervolarakis(ギリシャ)6-3 6-2 ●アレクサンドレ・メトレベリ(ジョージア)

〇ステファノス・チチパス(ギリシャ)4-1(RET) ●ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)

●Pervolarakis/チチパス(ギリシャ) 6-4 3-6 [14-16] 〇アレクサンドレ・バクシ/メトレベリ(ジョージア)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATPカップ」でのフルカチュ
(Photo by Brendon Thorne/Getty Images)

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