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手術した肘の痛みを抱えながら戦うチチパス、全豪OPには前向き

「ATPカップ」でのチチパス

「ATPカップ」(オーストラリア・シドニー/1月1日~1月9日/ハードコート)のグループステージ第2戦で世界ランキング13位のディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)に敗れた世界4位のステファノス・チチパス(ギリシャ)が、右肘の状態について語った。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトなど複数のメディアが報じている。

「ATPカップ」の初日にギリシャがポーランドと対戦する中、昨年11月下旬に右肘の手術を受けていたチチパスは腕にまだ不安があるとして世界9位のフベルト・フルカチュとのシングルスを棄権。その日のダブルスには世界399位のMichail Pervolarakisと組んでプレーしたチチパスだが、フルセットの末にフルカチュとダブルス世界96位のJan Zielinskiのポーランドペアに敗れた上、試合後に腕にひどい痛みを感じていたという。それでもチチパスは続くアルゼンチンとの第2戦で手術後初めてシングルスの試合に臨み、シュワルツマンに7-6(5)、3-6、3-6で敗れた。2時間43分かかった試合でチチパスは練習の2倍にあたる約120本のサーブを打っている。記者会見でチチパスは試合中ずっと痛みに耐えていたこと、そして翌朝の腕の調子にも不安を抱えていることを打ち明けた。

昨年の「Nitto ATPファイナルズ」では肘の怪我により1試合しかプレーできずに棄権していたチチパスは、「自分がこのようなレベルでプレーできたことには満足している。期待していなかっただけにね」とコメントし、次のように続けた。

「思っていたよりうまくいった。2週間前には怖くて打てなかった球が打てるようになったから、良い方向に向かっていると思う。すごい接戦だったから楽しかったよ。また負けてしまったけど、戦うことを楽しむことができた。そのスリルや観客が創り出した雰囲気もすごく良かったね」

「ちょっとした痛みは感じるけど、それくらいはいつものこと。ここ1ヶ月経験していなかったほど多くのサーブを打ったよ。練習では一日に50本か60本はサーブを打っていたけど、今日はそのはるか先をいった。最後はヘトヘトだったね。痛みを回避しようとしたけど、まずはなんとか試合を終えなければならなかった。(“ATPカップ”の第3戦でも)プレーしたいけど、明日の体調がどうなるか本当にわからないんだ。目の前の試合に出るなら、翌日のリカバリーはどうするのか、それがダブルスの時の課題の一つだった。ダブルスの試合は終えることができたけど、次の日はサーブが打てなかった。痛みがひどくて無理だったね」

「だから明日は痛みを抱えずにコートに立ち、サーブの練習ができることを願っているよ。肘を100%回復させることが今の僕にとって一番の目標なんだ」

ポーランドとアルゼンチンに連敗して準決勝進出を逃したギリシャだが、現地5日には同じく敗退が決まったジョージアとの第3戦が残されており、チチパスは世界22位のニコラス・バシラシビリと対戦する予定となっている。

2019年と2021年に準決勝進出を果たしている「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)に向けては万全の状態で臨めるはずだとチチパスは言う。「日を追うごとに良くなってきている。こんな手術を受けたのは初めてだからなんとも言えないけど、十分な時間があるから、正しい予防措置をとって医師の指示に従えば、“全豪オープン”では100%のパフォーマンスを発揮できると思っているよ。手術の前は医者でさえ僕が“全豪オープン”に出場するべきか迷っていたそうだ。でも、僕の回復が予想以上に早かったから驚いていたよ。彼はドバイに来て、僕がほぼ100%に近い状態で打っているのを見てびっくりしていたね」

チチパスが願うように、「全豪オープン」で初のグランドスラムタイトルを目指して全力で戦う彼の姿を見られることを願いたい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATPカップ」でのチチパス
(Photo by Andy Cheung/Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

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