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【2021年総括】錦織を始め日本男子、苦闘の1年?来年の活躍に期待。日本男子シングルス振り返り

【2021年総括】錦織を始め日本男子、苦闘の1年?来年の活躍に期待。日本男子シングルス振り返り

2021年ももうすぐ終わり。それに合わせて、世界ランキングを元に、今季活躍した日本人選手たちを振り返ってみよう。今回取り上げるのは、男子シングルスのトップ10選手たちだ(ランキングは12月27日時点のもの)。

錦織圭(日本/日清食品)

最新世界ランキング:47位

自己最高ランキング:4位

西岡良仁(日本/ミキハウス)

最新世界ランキング:81位

自己最高ランキング:48位

ダニエル太郎(日本/エイブル)

最新世界ランキング:125位

自己最高ランキング:64位

杉田祐一(日本/三菱電機)

最新世界ランキング:161位

自己最高ランキング:36位

内山靖崇(日本/積水化学工業)

最新世界ランキング:203位

自己最高ランキング:78位

添田豪(日本/GODAI)

最新世界ランキング:247位

自己最高ランキング:47位

内田海智(日本/富士薬品)

最新世界ランキング:259位

自己最高ランキング:237位

綿貫陽介(日本/日清食品)

最新世界ランキング:266位

自己最高ランキング:171位

伊藤竜馬(日本/橋本総業ホールディングス)

最新世界ランキング:278位

自己最高ランキング:60位

守屋宏紀(日本/安藤証券)

最新世界ランキング:289位

自己最高ランキング:143位

日本男子の絶対的エース錦織圭(日本/日清食品)は、今年も怪我に苦しめられる1年となった。年の最初は41位でスタート。3月の「ATP500 ロッテルダム」、「ATP500 ドバイ」でベスト8に進出。「全仏オープン」では4回戦に勝ち進んだ。「東京オリンピック」では1回戦で世界7位だったアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を破りベスト8入り。続く「ATP500 ワシントン」では今季唯一の準決勝進出を果たした。「全米オープン」では3回戦で世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦し、第1セットをタイブレークの末に奪ったが、続く3セットを連取されて敗退。そして10月初めの「ATP1000 インディアンウェルズ」出場後に、参加を予定していた大会を腰痛のためキャンセルし、シーズン終了となった。今年7月には69位まで下がったランキングは現在47位まで回復。私生活では父になった錦織。来年こそは怪我を治して、彼らしい素晴らしいプレーを見せて欲しい。

今年何度か錦織を抜いて日本人トップに立った西岡良仁(日本/ミキハウス)。だが最終的には、年初に57位だったランキングは81位で1年を終えることになってしまった。2月の「ATP250 シンガポール」ではベスト8に進出したが、その後いくつか初戦敗退が続き、5月の「ATP1000 マドリード」ではラッキールーザーとして本戦に出場し、2回戦に進出。「ATP250 リヨン」と「ATP250 パルマ」で2大会続けて準々決勝進出を果たした。「全仏オープン」では元世界5位のジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)を破って2回戦進出。「ウィンブルドン」1回戦では、元世界8位のビッグサーバー、ジョン・イズナー(アメリカ)にフルセットの末に勝利。だがその後は「ATP1000 トロント」、「ATP1000 シンシナティ」、「ATP250 サンクトペテルブルク」でいずれも予選を突破するが、本戦で勝利を挙げることができなかった。

世界116位で1年を始めたダニエル太郎(日本/エイブル)は、6月に103位まで上げてトップ100復帰目前となるが、最後は125位でシーズンを終了。「全豪オープン」ではラッキールーザーとして本戦出場を果たす。その後、チャレンジャー大会に出場し、ヌルスルタン(カザフスタン)でベスト4、マルベラ(スペイン)とベオグラード(セルビア)でベスト8に進出。続いてATPツアーの「ATP250 ベオグラード」では予選を突破し、準決勝に進出した。さらにチャレンジャーのハイルブロン(ドイツ)でベスト8、オエイラス(ポルトガル)でベスト4。「全仏オープン」では予選3試合をすべてストレート勝利で本戦出場を決め、本戦1回戦では世界9位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)から1セットを奪った。6月にリヨン(フランス)のチャレンジャー大会でベスト4、9月のブラガ(ポルトガル)と10月のラスベガス(アメリカ)でベスト8入りを果たしている。

昨年12月にTwitterで「残りのテニス選手生活を懸け、セルビアに移住する」と報告していた杉田祐一(日本/三菱電機)の1年は、新型コロナ陽性という波乱の幕開けとなった。幸いコロナは軽症で済んだが、「全豪オープン」1回戦で腹筋を痛めて途中棄権。その後3月にルガーノ(スイス)のチャレンジャー大会で準決勝進出を果たすが、それ以外はほとんど勝てなかった。「全米オープン」ではラッキールーザーとして本戦に出場し、1回戦で世界11位のキャスパー・ルード(ノルウェー)に敗退。9月15日に「試合にも自分にも上手く向き合うことが出来ない」としてツアーからの離脱をTwitterで明かした。「またツアーに戻った際は、変わらぬご声援のほどよろしくお願い致します」と綴っていた杉田。ファンはその時を待っている。

プロ生活11年目の内山靖崇(日本/積水化学工業)は、年初の104位から203位までランキングを落としてしまった。2月に「ATP250 シンガポール」で1勝、3月に「ATP1000 マイアミ」で1勝。4月にはオーランド(アメリカ)のチャレンジャー大会で1勝するが、その後はチャレンジャー大会でも初戦敗退が続く。「ウィンブルドン」ではラッキールーザーとして本戦に出場したが、注目の若手であるカルロス・アルカラス(スペイン)にフルセットで惜敗した。8月末から開催されたマヨルカ(スペイン)でのチャレンジャー大会では準優勝。9月のイスタンブール(トルコ)でのチャレンジャーでベスト8に進出するが、その後は1勝もできずにシーズンを終えた。

37歳の添田豪(日本/GODAI)も、年初の134位から247位へと大幅にランキングを下げてしまった。今シーズンはほとんどチャレンジャー大会でプレーしていた添田は、グランドスラム4大会とも予選に挑んだが、本戦出場は叶わなかった。チャレンジャーではシーズン幕開けとなった1月のイスタンブール(トルコ)と、最終戦となったシャンペーン(アメリカ)でのベスト8進出が最高成績だ。

27歳の内田海智(日本/富士薬品)は、年初の321位から10月には372位まで下がったが、年末には259位までジャンプアップ。キャリアハイの237位に迫っている。内田はアップダウンの激しい1年を過ごした。まずシーズン幕開けのITF大会「M15 モナスティル」(チュニジア)でベスト4。3月には「デビスカップ」に初出場し、初勝利を挙げてパキスタン相手に敵地で日本の勝利に貢献。続いて「M25 バレドロボ」(ポルトガル)で優勝。だがその後は2度のベスト8進出を除いてはほぼ初戦敗退が続く中で10月を迎え、「M25 ローエ」(ポルトガル)で7ヶ月ぶりの優勝。以降もベスト4、ベスト8、初戦敗退と目まぐるしいアップダウンの末に、チャレンジャーツアー最終戦のリオデジャネイロ(ブラジル)大会で、チャレンジャー大会初優勝という素晴らしい成果を上げて1年を締めくくった。

日本人トップ10最年少となる23歳の綿貫陽介(日本/日清食品)は、年初の252位から11月には306位まで下がってしまったが、その後266位まで盛り返した。怪我のため2月まで実戦から離れており、3月の「デビスカップ」で復帰。貴重な1勝を挙げて日本の勝利に貢献した。その後はチャレンジャー大会に出場しながらATPツアー大会の予選に挑んだ。8月の「ATP250 ウィンストンセーラム」(アメリカ)で、ラッキールーザーとして本戦に出場し、2回戦に進出。シーズン最後に出場した2大会、シャンペーン(アメリカ)とプエルトバヤルタ(メキシコ)のチャレンジャー大会でいずれも準決勝に進出し、来シーズンに向けて明るいシーズン閉幕となった。

世界189位で1年をスタートした伊藤竜馬(日本/橋本総業ホールディングス)は、278位で終わることとなった。6月までに予選も含めて9大会に出場したが、連勝は無し。6月末からポルト(ポルトガル)で開催されたチャレンジャー大会で、ようやく2勝してベスト8に進出する。その後また連勝できない日々が続き、シーズン最後に出場した11月のプエルトバヤルタ(メキシコ)でのチャレンジャー大会で、今季2度目の準々決勝進出を果たした。

31歳の守屋宏紀(日本/安藤証券)は、世界240位でシーズン開始。11月に346位まで下がってしまったが、年末には289位まで盛り返した。シーズン開幕当初は初戦敗退が多かったが、4月末からサリナス(エクアドル)で開催されたチャレンジャー大会でベスト8進出。6月末からの「M25 バキオ」(スペイン)ではベスト4に。11月のロアンヌ(フランス)でのチャレンジャー大会で準優勝した。

全体的に見て、日本のトップ男子選手たちには、かなり厳しい1年だった印象だ。だが明けない夜はない。2022年がより良い年となることを祈ろう。

(テニスデイリー編集部)

※写真は錦織(左)と西岡(右)
(Getty Images)

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