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2017年に破産した元世界王者、借金返済に向けて始動か

正装姿のベッカー

2017年に破産申告を受けていた元世界王者のボリス・ベッカー(ドイツ)が、借金返済に向けて動き始めた。英日刊紙 Daily Mailオンライン版が報じている。

ベッカーは1985年に17歳の若さで「ウィンブルドン」を制覇し、史上最年少優勝者として一躍脚光を浴びる。そこから通算6度のグランドスラム優勝を果たした。引退後は2013年から2016年にかけて世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)のコーチを務めており、その間にジョコビッチはグランドスラムで6度優勝している。ところが、その裏でベッカーは最初の妻との離婚や複数の事業の失敗が原因で滞納し続けた借金を抱えており、2017年にイギリスの法廷から破産宣告を受けることに。当時の負債総額は80億円を超えると報じられている。さらに、2021年10月には多額の金融資産やロンドンにある不動産を隠し持っていた容疑で懲役7年を求刑されるも、本人は無罪を主張している。

そんな中、ベッカーが個人で所有するBB Private Office社がようやく利益を出し始めたため、2021年3月までの1年間で計上した税引き前46万1000ポンド(約7100万円)の利益を返済に充てている。前年の同時期は13万6000ポンド(約2100万円)の損失を出していた。同社は2012年に設立され、2017年10月からは破産管財人の一人であるマーク・フォード氏によって管理されている。また、ベッカーの波乱万丈な人生を描いたテレビ番組が現在制作されているため、収入は今後さらに増える可能性がある。

ベッカーは16年間の現役生活でシングルス49回、ダブルス15回と合計64回のツアー優勝を果たして巨額の富を得たが、それ以上に散財した結果、2017年からは借金返済のために生活さえも制限されている。通常1年で失効する制約だが、ベッカーの場合はその後の隠ぺい行為などによって2031年まで続く予定だ。現在は英BBCのコメンテーターを務める彼は500万ポンド(約7億7000万円)のペントハウスに住んでいるが、国外へ渡航する前には倒産処理局に報告することが義務づけられているなど、自由の身ではない。借金返済のために大切にしていたトロフィーや記念品まで手放さざるを得ず、それらはオークションで総額68万ポンド(約1億円)を集めた。

このような状況下でもベッカー本人は元気に過ごしているようで、最近ではグラマラスな年下のガールフレンドとドバイのビーチで戯れている姿が目撃されている。怨恨を抱えた複数回の離婚に破産、挙句の果てにはロシア人ウェイトレスとの間に隠し子がいたことが発覚したベッカーだが、ようやくプライベートの問題が少しずつ解決に向かっているのかもしれない。一方、先述の懲役7年求刑に関しては、それをめぐって2021年9月に予定されていた初公判が、ベッカー側が直前に弁護士を変更したことで2022年3月に延期されたと報じられており、実際の解決までにはまだまだ時間がかかりそうだ。

※為替レートは2021年12月29日時点

(テニスデイリー編集部)

※写真は正装姿のベッカー
(Photo by Gisela Schober/Getty Images)

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WOWOWテニスワールド編集部

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