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セレナのグランドスラム優勝はもうない?元ライバルが語る

セレナ(左)とエナン(右)が最後に対戦した2010年「全豪オープン」決勝

1月17日開幕の「全豪オープン」を辞退した元世界女王セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が今後グランドスラムで優勝することはないだろうと、元ライバルのジュスティーヌ・エナン(ベルギー)が話している。英スポーツメディア EUROSPORTが報じた。

セレナは2017年の「全豪オープン」制覇でグランドスラム通算優勝回数を23とし、1960年代から1970年代にかけて活躍したマーガレット・コート(オーストラリア)の持つ歴代最多優勝記録(24回)まであと1回に迫っている。しかしながら、その後は出産や怪我が重なり、グランドスラム決勝に4回進んだもののタイトルを獲得できていない。2021年の「ウィンブルドン」1回戦でハムストリングを負傷して以来ツアーを離れているセレナは、今年の「全豪オープン」も「身体的にまだ競技に参加する準備ができていない」として辞退している。

セレナとグランドスラムも含めて何度も対戦し、通算成績が6勝8敗だったエナンは、2003年から2007年にかけて7度グランドスラムで優勝し、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)とセレナの姉妹を両方とも倒してグランドスラムで優勝した最初の選手としても知られる。117週にわたって世界ランキング1位の座を維持したエナンは2011年に28歳で現役を引退、2016年には殿堂入りを果たしている。そんなエナンは、セレナが24個目のタイトルを手にする可能性に疑問を呈した。

「若い選手たちはセレナを恐れなくなっているわ。私が現役だった頃はみんなセレナのことを恐れていたし、その後も何年もそうだった。でも今は違う。本人もそれを感じているはずよ。コート上での彼女の態度が変わったと思うの。以前ほどの自信はなく、ポテンシャルもないような気がする。昔のような勢いもなくて、勝利に対する欲望が薄れているんじゃないかしら」

「彼女はそれを認めたっていいのよ。そうしたからといって何か失うわけではないし、これまで成し遂げたことすべてにおいて並外れた選手であるということには変わりない。それだけは絶対に変わらないわ。それに、彼女はもうその時を迎えているのかもしれない。人生の次のフェーズに進む段階に来ているんじゃないかしら」

セレナ本人はこれまで引退するような素振りは見せておらず、「全豪オープン」辞退を発表した際も「また戻ってきて最高のレベルで戦えるように頑張るわ」と述べている。それでもエナンはグランドスラムの優勝はやはり無理があるのではないかと話す。「もっとグランドスラムで優勝する、少なくともあと1回はタイトルを獲得する、と彼女が自分に課した挑戦が実現する可能性はとても低いと思っているわ。もちろん、何事も100%ないとは言い切れないけどね」

「どちらにしても、私にとってのセレナは今でも私の世代、私の時代のままだわ。ずいぶんと苦しめられたから、今でもセレナは何でもできると信じたいの。でも、現実的にならないとね。もしかしたら彼女はすでに新しい生き方を見つけているかもしれない。テニスを終えた後だって、人生には素晴らしいことがたくさんあるものだから」

「これからは、彼女のコンディションと、どれだけの意志があるかによるわね。彼女も年を重ねているし、若い選手の中にも身体能力の高い子たちがいるわ。(優勝は)不可能ではないにせよ、今後はますます難しくなっていくでしょうね」

(テニスデイリー編集部)

※写真はセレナ(左)とエナン(右)が最後に対戦した2010年「全豪オープン」決勝
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

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