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全豪OP後にメドベージェフかズベレフが世界1位になるシナリオとは?

メドベージェフ(左)とズベレフ(右)

現世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、間もなく始まる「ATPカップ」(オーストラリア・シドニー/1月1日~1月9日/ハードコート)を欠場し、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)に出場するかどうかが疑わしいことを考えると、シーズン最初のグランドスラムが終わる頃には、世界ランキングの最上位に新たな選手が君臨することになる可能性がある。スポーツウェブメディアSportskeedaが報じている。

ロジャー・フェデラー(スイス)は2004年2月に世界ランキングトップに登りつめた。それ以降に世界ランキング1位になった選手は、ラファエル・ナダル(スペイン)、ジョコビッチ、アンディ・マレー(イギリス)の3人だけだ。世界ランキング最上位をこの4人が完全に支配してきたのは、コート上での彼らの並外れた功績によるものであり、それにより何世代もの選手たちが食い止められてきた。

しかしながら、ジョコビッチがオーストラリアでの大会に出場する可能性がますます薄まっていることを受けて、ダニール・メドベージェフ(ロシア)かアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が世界ランキング1位の座を手にするチャンスが生まれそうだ。この2人はそれぞれ世界2位と3位に位置している。もしジョコビッチ不在の中で2人のどちらかが「全豪オープン」優勝を成し遂げれば、ジョコビッチから世界王者の栄冠を奪う可能性がある。

ジョコビッチは現在11,540ポイントを保持しており、メドベージェフとズベレフはそれぞれ8,640ポイントと7,840ポイントだ。そして3人は過去の「ATPカップ」と「全豪オープン」の結果に基づき、それぞれ2,665ポイント、1,700ポイント、そして785ポイントを防衛する立場にある。

新型コロナウイルス感染症の大流行によってATPがランキングポイントの算出方法を変更したため、前述のポイントには2020年に獲得したポイントも反映されている。もし2021年に良い成績を出せなかった場合、その選手は2020年のポイントを保持し続けることができたのだ。しかし、2020年に得たポイントは来年失効することとなっている。3人のポイントの内訳は次の通りだ。

ジョコビッチ
現在のランキングポイント:11,540ポイント
「ATPカップ」で防衛がかかるポイント:665ポイント(2020年)
「全豪オープン」で防衛がかかるポイント:2,000ポイント(2021年)

メドベージェフ
現在のランキングポイント:8,640ポイント
「ATPカップ」で防衛がかかるポイント:500ポイント(2021年)
「全豪オープン」で防衛がかかるポイント:1,200ポイント(2021年)

ズベレフ
現在のランキングポイント:7,840ポイント
「ATPカップ」で防衛がかかるポイント:65ポイント(2021年)
「全豪オープン」で防衛がかかるポイント:720ポイント(2020年)

ジョコビッチは「ATPカップ」を欠場し、もし「全豪オープン」も見送った場合、彼のランキングポイントは8,875ポイントまで減り、世界1位の座は危うくなる。そして、メドベージェフとズベレフが世界1位の座を手にするために考えうるシナリオは次の通りだ。

メドベージェフが世界1位になるには?
メドベージェフは今年の「全豪オープン」で準優勝し、「ATPカップ」では負けなしだったため、彼が世界1位になるのに十分なポイントを獲得するには「全豪オープン」で優勝するしかない。つまり、もしメドベージェフが来年の「ATPカップ」で再び負けなしの成績を残し、さらに「全豪オープン」でも優勝すれば、現在保持する8,640ポイントに800ポイントを積み増すこととなる。そうなれば、ジョコビッチのランキングポイントが8,875ポイントであるのに対してメドベージェフは9,440ポイントとなり、ジョコビッチからトップの座を奪うことができる。もしメドベージェフが「全豪オープン」で優勝すれば、この期間のズベレフの成績はメドベージェフが世界1位へ登りつめることに何の影響も与えない。

ズベレフが世界1位になるには?
一方のズベレフは、3人の中で防衛がかかっているポイントが最も少なく、両方の大会で良い結果を出せば世界ランキングトップに躍り出ることができる。もし「ATPカップ」で良い成績を残せなくても、「全豪オープン」で優勝すれば十分のはずだ。

2大会での防衛すべきポイントを引くと、ズベレフのランキングポイントは7,055となる。つまり、もしズベレフが「全豪オープン」で優勝すればポイントは9,055に増え、その時点で8,875ポイントのジョコビッチに代わって世界1位となる。このシナリオでは、たとえメドベージェフが「ATPカップ」で好成績を残して「全豪オープン」で決勝に進出したとしても、ズベレフを止めることはできない。その場合でもメドベージェフのポイントは現在と同じ8,640ポイントのままで、増えることはないからだ。

この全てはジョコビッチが「全豪オープン」に出場しないか、出場したとしても早期敗退に終わること、そして同時にメドベージェフかズベレフが良い成績を出すことにかかっている。とは言え、テニス界では心躍る新章が今まさに展開し始めようとしているのだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真はメドベージェフ(左)とズベレフ(右)
(Getty Images)

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