手首の怪我により今年6月以降、実戦から遠ざかっている元世界ランキング3位のドミニク・ティーム(オーストリア)。先日風邪を引いたとして「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)に向けた前哨戦への欠場を発表していた彼が、結局「全豪オープン」そのものも欠場すると決めた。英スポーツメディア Sky Sportsなど複数のメディアが報じている。
6月の「ATP250 マヨルカ」で手首を痛めたティームは、12月半ばにアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで行われたエキシビション大会「ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ」でプレーするはずだったが、コンディションが万全ではないとして出場を辞退。その後、年明けに開催される2大会、「ATPカップ」(オーストラリア・シドニー/1月1日~1月9日/ハードコート)と「ATP250 シドニー」(オーストラリア・シドニー/1月10日~1月15日/ハードコート)へも、風邪を引いて予定通りのトレーニングができなかったために出場を取り止めていた。
そんなティームは、Twitterに以下のようなメッセージを投稿。
「みんなも知っているように、ドバイでのハードな練習を終えた後、(新シーズンへ向けた)準備をするために一旦オーストリアへ戻っていたんだ。今はまた気分が良くなってきたよ。手首は最高の状態で、高い強度で通常通りの練習ができている」
「短い休暇を過ごした後、チームと話し合って、新シーズンのスケジュールを変えることにした。僕が新シーズンに最初に参加する大会は、1月の終わりからアルゼンチンのコルドバで行われる大会になる。なので、今回は“全豪オープン”でプレーしないよ。メルボルンが大好きだし、忘れられないような試合の思い出もたくさんあるけどね。オーストラリアのファンに会えないのは残念だけど、2023年には戻ってくるつもりだ」
「僕たちは、これが正しい決断だと信じている。大会にいい形で戻ってくるためにはね。もう数日はオーストリアにいるけど、その後はシーズン最初の大会に向けて屋外での練習を始めるつもりだ」
「全仏オープン」で2度準優勝するなど、クレーコートを得意とするティームは、1月31日開幕の「ATP250 コルドバ」(アルゼンチン・コルドバ/1月30日~2月6日/クレーコート)で復帰することに。その後、「ATP250 ブエノスアイレス」「ATP500 リオデジャネイロ」「ATP250 サンティアゴ」と、南米のクレーコート大会に次々と出場する予定となっている。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「全豪オープン」でのティーム
(Photo by Mark Metcalfe/Getty Images)
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