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元世界女王に再び不正疑惑。4年の懲役刑も?

元世界女王に再び不正疑惑。4年の懲役刑も?

元世界女王のアランチャ・サンチェス ビカリオ(スペイン)が、4年の懲役刑を科せられる刑事訴訟に直面している。テニス関連ニュースサイト Tennis Headなど複数のメディアが報じた。

1980年代後半から2000年代前半にかけてスペインテニス界の寵児であったサンチェス ビカリオは、その輝かしいキャリアの中で100以上のタイトルを獲得。1992年の「バルセロナオリンピック」ではシングルスの銅メダルとダブルスの銀メダルを、1996年の「アトランタオリンピック」でもシングルスの銀メダルとダブルスの銅メダルを手にするという偉業を成し遂げた。シングルスとダブルスの両方で世界ランキング1位となり、14回のグランドスラム優勝を誇る彼女は、2007年に殿堂入りも果たしている。

そんな華々しいキャリアとは裏腹に、金銭面のトラブルに悩まされ続けてきたサンチェス ビカリオは今、借金返済を避けるために意図的に資産を移動させた詐欺罪でスペインの検察当局に起訴されており、立証されれば長期の懲役刑を科せられる可能性がある。

スペインの有力紙El Pais紙やLa Vanguardia紙によれば、現役時代に1700万ユーロ(約22億円)の賞金を稼いだサンチェス ビカリオは、2009年に脱税の罪に問われた際にサバデル銀行の支援を受けて520万ユーロ(約6億7600万円)の罰金を国に支払っている。サバデル銀行はルクセンブルク銀行との保証契約によってこの資金を取り戻した一方、今度はサンチェス ビカリオの口座があったルクセンブルク銀行が彼女の負債を肩代わりすることになった。その直後から資金を動かされて返済の進まない中、負債は2018年には750万ユーロ(約9億7500万円)まで膨らんでいたとされる。この時点で民事訴訟に持ち込んだルクセンブルク銀行は裁判所から同額の支払いをサンチェス ビカリオに請求することが認められたが、再三の請求にもかかわらず相手が返済に応じないため、今度は刑事訴訟に踏み切った。サンチェス ビカリオはさらに、10年以上にわたってこの負債の支払いを避けるために資産を移動させたとして検察当局に起訴されている。

サンチェス ビカリオは2018年から離婚訴訟を続けている元夫のジョセップ・サンタカナさんの「指示に従っていた」と話しており、サンタカナさんはルクセンブルク銀行への支払いを回避するために複数の金融操作を計画したとされている。具体的には、銀行口座を空にし、法的手続きで受け取ったお金を処分し、報道機関に向けたインタビューの報酬を不正に受け取り、スペインにあるアパートや家などの不動産を処分したとのことだ。検察当局は二人にルクセンブルク銀行に610万ユーロ(約7億9300万円)の賠償金を支払うことを命じるとともに、サンチェス ビカリオには4年の懲役刑、サンタカナさんにも同様の懲役刑を要求しており、これらの計画の実行に関わった複数の人物も起訴されている。

50歳を迎えた元スター選手の今後が注目される。

※為替レートは2021年12月24日時点

(テニスデイリー編集部)

※写真は2016年のサンチェス ビカリオ(右)と当時の夫サンタカナさん(左)
(Photo by Europa Press/Europa Press via Getty Images)

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