世界女王のアシュリー・バーティ(オーストラリア)にとって、2021年は忘れられない年となっただろう。約1年ぶりに遠征を本格的に再開し、ツアー最多の5タイトルを獲得。子どもの頃から夢だった「ウィンブルドン」で初優勝を飾ることもできた。そして先月には婚約を発表している。そんな一年の終わりにバーティが新たな偉業を達成した。米テニスメディア Tennis.comが報じている。
12月20日の週の世界ランキングで、バーティは100週連続での世界1位を達成。これは女子選手としては5人目の偉業となる。通算としては107週となり、最初の7週は2019年6月24日から8月5日にかけて記録。8月12日から大坂なおみ(日本/日清食品)にその座を奪われたが、「全米オープン」後の9月9日にトップへと返り咲き、その後はずっと首位を維持してきた。
なお、この記録には、2020年3月から8月にかけて実施された20週にわたるランキング凍結期間は含まれていない。
連続在位100週超えの5人は以下の通り。
1位タイ シュテフィ・グラフ(ドイツ)…186週連続(1987年8月17日~1991年3月10日)
1位タイ セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)…186週連続(2013年2月18日~2016年9月11日)
3位 マルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)…156週連続(1982年6月14日~1985年6月9日)
4位 クリス・エバート(アメリカ)…113週連続(1976年5月10日~1978年7月9日)
5位 アシュリー・バーティ(オーストラリア)…100週連続・継続中(2019年9月9日~)
また、バーティは通算在位週で歴代8位につけている。
1位 シュテフィ・グラフ(ドイツ)…377週
2位 マルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)…332週
3位 セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)…319週
4位 クリス・エバート(アメリカ)…260週
5位 マルチナ・ヒンギス(スイス)…209週
6位 モニカ・セレス(アメリカ)…178週
7位 ジュスティーヌ・エナン(ベルギー)…117週
8位 アシュリー・バーティ(オーストラリア)…107週
そんなバーティの2022年シーズンは、1月3日から始まる「WTA500 アデレード」(オーストラリア・アデレード/1月3日~1月9日/ハードコート)で幕を開ける予定だ。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「ウィンブルドン」でのバーティ
(Photo by Peter Nicholls - Pool/Getty Images)
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