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マレー 涙の会見以来の「全豪オープン」出場へ!GS覇者がヒューイットの記録に並ぶ

マレー 涙の会見以来の「全豪オープン」出場へ!GS覇者がヒューイットの記録に並ぶ

欠場者が立て続けに発表されたり、ワクチン接種に関する規則が一部緩和されるなど、開幕に向けていくつかの動きを見せている「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)。同大会でワイルドカード(主催者推薦枠)を与えられる顔ぶれが明らかになった。大会公式ウェブサイトなどが報じている。

ワイルドカードにより本戦出場が決まった一人は、元世界王者のアンディ・マレー(イギリス)。彼にとっては、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)に1回戦で敗れる前、股関節の怪我により引退の可能性があるとして涙の記者会見を行った2019年大会以来、3年ぶり14回目の「全豪オープン」となる。前回大会でもワイルドカードを与えられたが、新型コロナウイルスに感染したため出場することができなかった。マレーの同大会での最高成績は準優勝で、2010年にはロジャー・フェデラー(スイス)に、2011年・2013年・2015年・2016年はノバク・ジョコビッチ(セルビア)に決勝で敗れている。

怪我もあり現在の世界ランキングは134位であるマレーは、以下のような声明を発表。「“全豪オープン”でまたプレーできることになってワクワクしているよ。(大会ディレクターの)クレイグ(・タイリー)と彼のチームがチャンスを与えてくれたことに感謝したい。オーストラリアの素晴らしい観客の前で何度も素敵な時間を過ごすことができた。メルボルンパークのコートに戻るのが待ち遠しいね」

彼のほかには、元世界4位のサマンサ・ストーサー、元世界20位のダリア・サビル(旧姓ダリア・ガブリロワ)、世界140位のマディソン・イングリス、世界131位のストーム・サンダースという地元オーストラリア勢もワイルドカードで出場。

2011年の「全米オープン」チャンピオンである37歳のストーサーは、これが20回目の「全豪オープン」出場となり、これは元世界1位のレイトン・ヒューイット(オーストラリア)と並んで大会最多記録。しかし、女子ダブルスや混合ダブルスで「全豪オープン」を含むグランドスラムで何度も優勝を飾ってきた一方、シングルスでは地元大会で4回戦より先に進んだことがない。

タイリー氏はストーサーについて、「彼女はワイルドカードに値する。グランドスラム覇者であり、オーストラリアテニス界のレジェンドだからね」とコメント。今大会が最後になるかもしれないと話しているストーサーは、シングルスで4回戦の壁を破ることができるだろうか。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「全豪オープン」の記者会見で涙を流すマレー
(Photo by Scott Barbour/Getty Images)

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