2022年1月17日開幕の「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)が近づく中、選手たちの欠場ニュースが相次いでいるが、新たに世界ランキング32位のカロリーナ・ムチョバ(チェコ)も不在となることがわかった。伊ニュースサイト UBI Tennisが報じている。
ムチョバは腹筋の負傷により「全豪オープン」を欠場することを発表。この怪我は今年2月に行われた同大会で負ったもので、夏に痛みがぶり返してしまい、「全米オープン」で1回戦負けを喫した後、シーズンを終えなければならなくなったという。
「残念だけど、新シーズンへの準備中に腹筋の怪我に新たな問題が生じたの。検査の結果、医師たちからオーストラリア行きを勧められなかった。もっと治療の時間が必要なの」
前回の「全豪オープン」でムチョバはグランドスラム10回目の本戦出場にして初のベスト4進出を達成。第25シードとして参戦すると、準々決勝で第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)に逆転勝利を飾ったが、準決勝では第22シードのジェニファー・ブレイディ(アメリカ)に3セットの末に敗れていた。
ムチョバの欠場決定により、前回大会ベスト4のうち3人が不在となることに。ブレイディも怪我を理由に欠場することを発表、ムチョバと同じくベスト4敗退だった元世界女王のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は身体的に十分な状態ではないとして参戦しない旨を明かしている。ベスト4で残っているのはディフェンディングチャンピオンの大坂なおみ(日本/日清食品)のみとなった。
そのほかには、元「全米オープン」覇者のビアンカ・アンドレスク(カナダ)、先日練習中に右手を負傷した世界4位のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)もすでに大会出場を辞退。また、世界194位のナタリア・ビクトリアンセワ(ロシア)は接種したワクチン(ロシア製のスプートニクV)がオーストラリア政府に承認されていないものだったために出場を認められず、元ダブルス世界ランキング1位のティメア・バボス(ハンガリー)は新型コロナウイルスに関する大会の運営に不安があるとして辞退している。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「WTA1000 マドリード」でのムチョバ
(Photo by Oscar J. Barroso / Europa Press Sports via Getty Images)
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