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2021年に急成長した若手選手~アルゼンチンの新星セバスチャン・バエス

2021年に急成長した若手選手~アルゼンチンの新星セバスチャン・バエス

2021年、20歳のヤニク・シナー(イタリア)や22歳のキャスパー・ルード(ノルウェー)、24歳のフベルト・フルカチュ(ポーランド)がそれぞれ初となる世界ランキングトップ10入りを果たした。また、女子テニス界でも「全米オープン」決勝でレイラ・フェルナンデス(カナダ)とエマ・ラドゥカヌ(イギリス)が22年ぶりに10代対決を繰り広げるなど、若手の台頭が著しく目立った一年となった。若い世代への期待が高まっている今、今年急成長した注目株の若手選手を紹介していこう。

今回取り上げるのは、2021年ATPアワードの「ニューカマー賞」にノミネートされた20歳のセバスチャン・バエス(アルゼンチン)。 元世界ランキング3位のフアン マルティン・デル ポトロや元世界8位のディエゴ・シュワルツマンをはじめ、ランキング上位の選手の多くが30歳前後となったアルゼンチンに現れた新星だ。

2000年12月生まれでアルゼンチン・ブエノスアイレス出身のバエスは、2歳の頃からテニスを始め、一時は元世界4位のホセ・ルイス・クレルク(アルゼンチン)に師事。2018年にジュニア世界1位となり、「全仏オープン」で準優勝、10月にブエノスアイレスで行われた「ユースオリンピック」のダブルスで金メダルを獲得するなど注目を集めた。同年、プロへ転向している。

急成長を遂げたのは今年2021年。ATPツアーの下部大会であるチャレンジャー大会では今季6つのタイトルを獲得。これは史上最年少での記録となる。さらに44勝を挙げ、20歳以下の年間チャレンジャー大会最多勝利数を更新した。

<年間のチャレンジャー大会最多勝利数(20歳以下)>
1位 セバスチャン・バエス(アルゼンチン/2021年)… 44勝
2位 フランシス・ティアフォー(アメリカ/2016年)… 42勝
2位 イリ・ノバク(チェコ/1995年)… 42勝
4位 マリオ・アンチッチ(クロアチア/2002年)… 40勝

また、21歳以下のトップ8選手を対象としたシーズン最終戦「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」にも出場。身長170cmと小柄だが、アジリティの高さや豊富なエネルギーを活かし、格上のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を4セットで破るなど、その実力を世界に見せつけ、ベスト4進出を果たした。 

シーズン初めは300位台だったがチャレンジャー大会での躍進で着実に順位を上げ、11月には世界ランキングトップ100入りを達成。バエスは、「トップ100に入るのはとてもいい気分。今年一年を通じてランクを上げることができていて、トップ100が近づいているのを実感していた。このように2021年を締めくくれてさらに嬉しいね」と今シーズンを満足げに振り返った。

2022年は、チャレンジャー大会よりも一段高いATPツアーに挑むことになるバエスは準備万端。「世界のトッププレイヤーが持っている偉大さを自分も手に入れたい。まだまだ上達できると思っているし、日々成長し続けたい」と語る彼が来年度どこまで大きく成長するのか、目が離せない。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」でのバエス
(Photo by Julian Finney/Getty Images)

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