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決勝の最中にメドベージェフが爆発した理由とは?[ATP1000 パリ]

「ATP1000 パリ」でのメドベージェフ

現地7日、シーズン最後のマスターズ大会である「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/11月1日~11月7日/室内ハードコート)の決勝で、第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)は第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)に6-4、3-6、3-6の逆転負けを喫した。そんな試合中、彼が感情を爆発させた場面についてのちに語った。豪ニュースメディア Fox Sportsが報じている。

最終セット、メドベージェフは1ブレークダウンの2-4で迎えた第7ゲームを落としてしまう。その時に彼は苛立ちを露にしてボールを観客席に打ち込み、主審と言葉を交わしていた。当時の状況をのちにメドベージェフは以下のように説明する。

「僕がサーブを打つ直前、もうモーションを止められないというギリギリのタイミングで、誰かが何か叫んだんだ。もちろん頭に来たよ。勝負の行方を左右するような大事な瞬間だったからね。僕が怒ったのは、それが良くないことだし故意に行われたからだ。やった人間にはもうテニスを観に来ないでほしいね」

試合中、騒々しい観客が何度か選手たちのプレーの邪魔をする場面が見られたが、その中の一つは特に行き過ぎた行為になってしまったようだ。

そんな苛立ちを経験したものの、メドベージェフは勝ったジョコビッチを称賛。

「誰もが彼の成し遂げたことをより尊敬するようになるだろう。彼はいろんな記録を更新し続けているからね。今年、彼は世界1位の通算在位でそれまでの最長記録だった310週を破り、今では大きな差(345週)をつけている。そしてグランドスラム優勝回数を(歴代タイの)20回に伸ばし、もう少しで年間グランドスラムを達成するところだった。将来、新しい世代の人がテニスについて調べようとしてwikipediaかなんかで誰が最も長く世界1位の座をキープしていたのかといったことを調べた時、あらゆる記録でノバクの名前を目にすることになるだろう」

メドベージェフ自身は今シーズン、ジョコビッチから年末世界1位の座を奪うことやパリ大会での連覇は逃したものの、世界ランキングで2位に辿り着き、「全米オープン」ではジョコビッチを決勝で破ってグランドスラム初優勝を成し遂げた。そんな充実したシーズンを送れたことについて、妻のダリアさんに感謝している。

「彼女は大きな助けになってくれているよ。僕も彼女を支えていて、彼女もそれをわかっている。僕たちは一緒に暮らし、愛し合う日々を楽しんでいるよ。そういうことがテニスコートでの飛躍につながっているんだ。すごく簡単なことだよ。別に彼女はフォアハンドやバックハンドについて教えてくれるわけじゃない。より良いテニス選手になるためのメンタルの強さや、メンタルの安定をもたらしてくれるんだ」

メドベージェフとジョコビッチは来週行われるシーズン最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/11月14日~11月21日/室内ハードコート)に出場予定。世界のトップ8が争うこの大会には、彼らのほかにはステファノス・チチパス(ギリシャ)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)、キャスパー・ルード(ノルウェー)、フベルト・フルカチュ(ポーランド)が参戦する。

(テニスデイリー編集部)


※写真は「ATP1000 パリ」でのメドベージェフ
(Photo by Gisele Tellier/Anadolu Agency via Getty Images)

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