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ペール、ワクチン未接種の選手は全豪に行かず「ヨーロッパに残ればいい」

2020年「全豪オープン」でのペール

新型コロナウイルスへの対策が注目される来年の「全豪オープン」について、世界ランキング47位のブノワ・ペール(フランス)が毒舌ぶりを発揮して自身の見解を示した。米テニスメディア Tennis.comなど複数のメディアが報じている。

1月17日に開幕する「全豪オープン」をめぐってオーストラリア政府では現在、ワクチン接種を終えた選手のみに入国を許可するのか、あるいはワクチンを接種していない選手に対しても2週間の隔離生活を経る形で入国を許可するかで意見が割れており、大会を運営するオーストラリアテニス協会(TA)からも指針は提示されていない。ディフェンディングチャンピオンで世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)や「全米オープン」で優勝した世界2位のダニール・メドベージェフ(ロシア)などはワクチンを接種しているかどうかを明らかにしておらず、トップ選手の一部を欠いた大会になるのではないかと懸念されている。

そんな中、ワクチン接種を終えているというペールは遠慮なく意見を述べた。

「ワクチンを接種していればメルボルンで隔離生活を送る必要はない。だから、ワクチンを接種していない人のことなんて気にしていられないね。もし彼らがプレーしないなら、僕にとっては好都合だ。ほかの選手のことはどうだっていい。僕は来年を素晴らしいシーズンにしたいと思っているんだ。ワクチン接種に消極的なら、ヨーロッパに残ればいいじゃないか。僕には関係のないことだ。オーストラリアに行くにはワクチンを受けなければならない。僕はもう受けているから、オーストラリアでプレーするのを楽しみにしている」

ペールは2020年の「全米オープン」で開幕直前に新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示し、2週間の隔離生活のために大会を欠場するだけでなく、しばらく帰国することも許されなかった。そんな時、周囲の選手たちはグランドスラムのボイコットも考えていたと話す。「みんな、オーストラリアへは行かないとかワクチン接種を義務づけるべきではないとか言って、ストライキの話もしていたんだ。それなのに、実際にシーズンが再開したらみんなプレーしたがった」

ペールはその後「全米オープン」直後にトレーニング不足のまま臨んだ「ATP1000 ローマ」では1回戦で敗れ、日程を調整してもらえなかったことに対する不満を漏らし、試合中も怒りを爆発させた。シーズン前半は規制の厳しかった今年も、「全豪オープン」では自身の乗っていた飛行機に感染者が出たことで部屋から一歩も出られない隔離生活を強いられたペールは主催者を批判。観客のいないツアーをけなしたり、「1回戦敗退でも賞金は稼げる」などと発言したりする彼は、プレーにやる気が見られないとしてほかの選手やファンからたびたび批判されてきた。ペールにとっては新型コロナに散々振り回され、初戦敗退も目立つ2年間となったが、すでにワクチン接種も終えて来シーズンは万全の態勢で臨むようだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年「全豪オープン」でのペール
(Photo by Hannah Peters/Getty Images)

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