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ラドゥカヌが全米優勝トロフィーを寄贈「ちょっとしたプレゼント」

「全米オープン」の優勝トロフィーを抱えたラドゥカヌ

世界ランキング23位のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)が、「全米オープン」の優勝トロフィーをLTA(イギリステニス協会)に寄贈していたことがわかった。英スポーツメディア Sky Sportsなどが報じている。

ラドゥカヌは第3シードとして出場した「WTA250 クルジュ=ナポカ」(ルーマニア・クルジュ=ナポカ/10月25日~10月31日/室内ハードコート)の1回戦で勝利し、「全米オープン」以来の白星を挙げた。2回戦では世界106位のアナ・ボグダン(ルーマニア)に6-3、6-4で勝利し、ベスト8入りを決めた。その2回戦後のオンコートインタビューで「“全米オープン”のトロフィーはどこに置いているの?」と聞かれたラドゥカヌは驚きの答えを口にした。

「ロンドンのナショナルテニスセンターに保管されているはずよ。家にはないわ。LTAは私のために多くのことをしてくれたからその証として、そして若い頃から支えてくれたLTAへの感謝の気持ちを込めて、持っていてほしいと思ったの。私が成長する上で大きな役割を果たしてくれたから、ちょっとしたプレゼントよ」

このラドゥカヌの発言を受けて、LTAは公式Twitterでトロフィーの所在について語る彼女のインタビュー動画を投稿。「大切に保管させてもらっていますよ」というコメントも添えている。

9月の「全米オープン」で優勝を飾ったラドゥカヌは、イギリス人女子としてはバージニア・ウェイド以来、44年ぶりのグランドスラム制覇となるなど、いくつもの偉業を達成。一躍スターの仲間入りを果たしたが、その後も決して浮かれることはなく、18歳とは思えない落ち着きぶりを見せている。

「WTA250 クルジュ=ナポカ」2回戦に勝利してシーズン成績を25勝7敗としたラドゥカヌだったが、続く準々決勝で第6シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)に2-6、1-6で敗戦。ラドゥカヌやレイラ・フェルナンデス(カナダ)と同じ2002年生まれのコスチュクは、15歳だった2018年に「全豪オープン」に予選から参加して3回戦まで勝ち進んでおり、この世代で初めて注目された選手。今シーズンは「WTA500 アブダビ」で準決勝、「全仏オープン」では4回戦に進出しており、現在のランキングは55位。両者は12歳以下や14歳以下の大会で対戦したことはあるが、ジュニア大会やツアーレベルで当たったことはなかった。

一方、ラドゥカヌが憧れの選手として挙げる第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)は背中の痛みを抱えながらも、2回戦で世界81位のバルバラ・グラチェワ(ロシア)に6-4、6-2で、準々決勝ではワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した世界105位のJaqueline Cristian(ルーマニア)に6-1、6-1で勝利。ラドゥカヌがコスチュクに勝てば準決勝でハレプとの初対戦が実現するはずだったが、それは次回のお楽しみとなった。

この大会ではもう一つラドゥカヌにとって特別なことがあった。ラドゥカヌの父親は新型コロナウイルスによる移動制限のため娘の「全米オープン」優勝を見届けることができなかったが、祖国ルーマニアで開催される今大会の会場には姿を見せているのだ。「やっと成功を収めた後の雰囲気を父にも楽しんでもらうことができるわ」とラドゥカヌは話す。「父は普段ツアーには同行しないんだけど、今回はルーマニアだから、この機会を逃すわけにはいかなかったのよ。父は私のテニスをずっとそばで見てきてくれた人なのに、ニューヨークでの優勝を一緒に経験できなかったから、この大会に来てもらえてすごく嬉しいわ」

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」の優勝トロフィーを抱えたラドゥカヌ
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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